2020年秋から放送中のアニメもそろそろ終盤を迎えようとしています。数ある秋アニメの中でも、毎週放送時に盛り上がってる1本が今回語らせていただく『魔女の旅々』です。
<画像引用元:魔女の旅々 Blu-ray BOX 上巻 販売元:KADOKAWA アニメーション>
本作公式が用意したTwitterのハッシュタグは「#魔女の旅々はいいぞ」というモノ。使うと自動で褒めてしまう形のかなり挑戦的なハッシュタグにも関わらず、毎週トレンド上位に食い込んでいます。
Twitterでの盛り上がりが気になり、『魔女の旅々』を視聴し、作品のファンになった方も多いハズ。しかしながら、『魔女の旅々』の作品名は見かけて気になっているけれど物語も終盤。今から観るのは遅いかもと思っている方が多くいるのも事実。
本記事では、『魔女の旅々』を今からでも楽しんでいただくため、作品の面白さについて語らせていただきます。
◆『魔女の旅々』は基本1話完結型、途中からでも楽しめる
<画像引用元:https://majotabi.jp/ より引用掲載 © 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会>
『魔女の旅々』は、主人公の魔女・イレイナが世界中を旅し、そこで出会った人々や風習を彼女視点で描いた作品です。
原作小説もそうなのですが、本作は基本的に1話完結型。ストーリーが1話で完結しているため、途中から入っても物語についていけない、人間関係が理解できないなどの障害が少ない。よって、物語終盤から観ても楽しめる要素が見つかるハズです。
この点が週を重ねるごとに人気が目に見えて伸びている要因の一つだと考えられます。
◆ハッピーエンドだけじゃない!? 時には悲劇も
<画像引用元:https://majotabi.jp/ より引用掲載 © 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会>
『魔女の旅々』はアニメキービジュアルを一見すると、重い話が無さそうな感じがしますよね。
ですが、いざ蓋を開けるとグリム童話の原版に綴られているような目を覆いたくなる悲劇的な物語もイレイナの視点を通して語られています。
「きらら」アニメをはじめとする毒のない平和で癒されるアニメも面白いですが、人の醜い部分や怖い部分を目撃したくなるのも人の性。『魔女の旅々』は人間の本質が繊細に描かれており、ディープなヒューマンドラマが好きな人にはオススメです。
◆イレイナは人間味のあるヒロイン
<画像引用元:https://majotabi.jp/ より引用掲載 © 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会>
主人公・イレイナは毎回、コロコロと表情が変わるとても人間味のあるヒロインです。
しかも、可愛い……。
彼女は、慈悲の念をもって人に接するキャラだと思いきや、理不尽な振る舞いをしている者に対しては厳しく接したりすることも。18歳の女の子にしては世渡りがうまいです。
いつも自信に満ちており、どんな時でも上から物を言うのも彼女の魅力。
その例として、
「その可憐な少女は魔女であり、旅人でした。――そう、私です」
といった彼女を象徴するセリフもファンの間で話題になっています。
また余談ですが、Twitter上では、
「イレイナしか勝たん」
「イレイナちゃんの自信に満ちた表情を曇らせたい」
「イレイナちゃんを飼いたい」
などのツイートも見られるとか……。
――ここまで『魔女の旅々』の面白さを語らせてもらいましたが一番お伝えしたいことは「魔女の旅々はいいぞ!」ということ。
『魔女の旅々』をTwitterなどで見かけて気になっていた人は、ぜひイレイナの旅の様子をその目で確かめてみてください。
(Text/マツ Edit/ミルキィホームレスのピンク)
© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会