海外のアニメーションが日本で上映されるときには、いろんな芸能人が日本語吹き替え版を務めていますが、シリーズ作品ではおなじみのキャストですら時を経て別の人に変更になることがあります。
実際に演じていた人たちは代役を立てられること一体どう思っているのかというと、かなりガッカリしている様子です。
◆しれっと最新作からも変更!『トイ・ストーリー』のダッキー&バニー
『トイ・ストーリー4』(2019)では、新キャラクターのダッキー&バニーが登場しました。移動遊園地の景品として登場したウサギとヒヨコのぬいぐるみの二人を演じたのは、今やテレビでも大活躍中のチョコレートプラネットのお二人。小柄なダッキー役を松尾駿さん、大きなバニー役を長田庄平さんが務めました。ジョークも得意なムードメーカーコンビとして、ぴったりな配役となっていました。
しかしそんなダッキー&バニーに早くも転機が訪れます。ピクサーの歴代作品からそれぞれ短い短編アニメーションを制作したシリーズ『ピクサー・ポップコーン・ショーツ』(2021)では、『トイ・ストーリー』シリーズからもダッキー&バニーが再登場。
しかし映画での初登場から間もない新作だったのですが、早くもダッキー&バニー役が変更となりました。ダッキー役を越後屋コースケさん、バニー役を岩崎正寛さんというそれぞれ声優として活躍している方が演じることになりました。
長編映画で起用されていた芸能人が予告編や短編シリーズでは出番がないという例は少なくないので、配信のみの作品である『ピクサー・ポップコーン・ショーツ』でもチョコレートプラネットのお二人を起用しなかった可能性はもちろんあるでしょう。
しかし、これについてチョコレートプラネットのお二人は自身のYouTubeチャンネルで残念がるコメントを残しています。予算などの事情を飲み込みつつも、「やりたかった」とキャラクターへの愛着を語っていました。
チョコレートプラネットは『トイ・ストーリー4』以降もそれぞれが『DCがんばれ!スーパーペット』『バッドガイズ』など海外のアニメーションで活躍して結果を残してきているだけに、またいつかお二人のダッキー&バニーにも会いたいです。