◆おなじみの3DCGアニメーションは現在も健在!

  一度は2Dアニメーションのテイストを盛り込んだ作風に挑戦した有名な制作会社も、完全にそのスタイルにハンドルを切るのではなく、あくまでも手法の一つとして使っていくつもりなのか、おなじみの“3DCGアニメーション”がなくなるわけではないようです。

 2Dテイストをいかに盛り込むかに挑んだピクサーやドリーム・ワークス・アニメーションは、今年、新たに発表する新作アニメーションで従来の3DCGアニメーション表現を突き詰める形で新作を制作しています。

 日本でも8月4日に公開が控えているピクサー最新作『マイ・エレメント』では、火・水・土・風といった元素の世界を舞台にした物語が描かれます。一方は体が燃えていたり、一方は体が水で満たされていたりと、3DCGでいかに流動的な質感を表現できるかに挑んでいます。

 日本公開予定がまだ発表されていないドリーム・ワークス・アニメーションはクラーケンの少女を主役にした『Ruby Gillman, Teenage Kraken』という映画を発表しています。

 人気者の人魚を皮肉るような設定などからも、かつて『美女と野獣』のアンチテーゼとして『シュレック』を作ったドリーム・ワークス節が感じられる設定となっています。

 また、依然として従来のような3DCGアニメーションスタイルで一貫しているのが、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のヒットでも記憶に新しい、イルミネーションエンターテインメントはカモの一家を描く新キャラクター作品『FLY!/フライ!』が公開予定であることを発表。日本では2024年3月の公開を予定しています。

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