注目は『エヴァ』一挙配信だけじゃない！「Netflix」配信中の名作アニメ3選

2019年6月9日

　最近アニメの配信＆制作にも力を入れだしている、世界190カ国でサービスを展開しているNetflix。

　実は昨年秋頃に『新世紀エヴァンゲリオン』（以下、『エヴァ』）のアニメ26話と劇場版（『EVANGELION:DEATH (TRUE)²』『Air/まごころを、君に』）の独占配信のニュースが流れており、数多くのファンが待ち望んでいたのですが……。

　実は2019年春配信予定だったにも関わらず、全く音沙汰が無かったのです。3月にPVまで出してたのに……。

　とはいえ、ついに！　ついに！　6月21日（金）より一挙の配信が決まったのです！　春（6月）とは一体……。

　『エヴァ』ファンはモチロンまだ作品を観たことがない方には、ぜひこれを機会に観てみるのがいいと思います。

　しかし、『エヴァ』を観るためだけにNetflixを登録するのは面倒だな……なんて思われたりしませんか？

　それなら一緒に配信されている名作アニメをNetflixで観るのがイチバン！　そこで今回は、Netflixで配信されている昔懐かしい名作アニメを3つ紹介いたします！

少女革命ウテナ

　1997年にテレビ東京で放送された、J.C.Staff制作の少女向け（？）の学園バトルアニメです。

　幼い頃に助けられた王子様を夢見た主人公、天上ウテナが薔薇の花嫁である姫宮アンシーと出会い、「世界を革命する力」を巡って鳳学園で繰り広げられる決闘の舞台に巻き込まれていくというストーリー。

　独創性あふれる演出や「絶対運命黙示録」をはじめとした一癖も二癖もある音楽など、今見ても他に類を見ない異色な作品として知られ、放送から20年経った現在でも舞台化が行われている、根強い人気を誇る作品です。

　1998年にテレビ東京（一部放映、全話はWOWOW）で放送されたSFアニメ。

　放送当時はテレビ東京の18時台アニメとしては子供向けの要素が薄かったからなどの理由から、関係各所から売れないだろうと言われていましたが、蓋を開ければ、独特な言い回しやハードボイルドな登場人物など、SF作品としては珍しい作風が人気を博しました。

　2019年にはなんとNetflixにて実写ドラマ化が決定。全10話予定でキャストも決定しており、現在鋭意製作中だそうです。

　1996年にフジテレビ系列で放送された、言わずとしれた週刊少年ジャンプで連載されていた人気マンガのアニメ。

　要人暗殺を主とした「人斬り抜刀斎」の名で知られていた主人公緋村剣心を中心に、明治維新後に「不殺」を誓い、政府の転覆・日本の征服を図る志々雄真実一派の阻止に奮闘する「京都編」、人斬り抜刀斎時代の復讐として集められた、雪代緑ら6人の剣士たちと死闘を繰り広げる「人誅編」を中心とした、剣客時代劇です。

　2012年には緋村剣心役に佐藤健氏を当てて実写映画化し、興行収入30億、60カ国以上で上映される大人気映画になりました。

　2020年夏には原作「人誅編」「追憶編」をベースとした映画が公開予定であり、Netflixでは今まで公開された映画3作も配信されています。

　――アニメの配信だけで見ると、アニメ配信を中心としたDアニメストアが料金・配信数共にトップであるため、たくさんアニメを観たい！　という場合はNetflixはあまり適格ではないかもしれません……。

　が、上述した『カウボーイビバップ』『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 』のように、実写ドラマ（公開はまだ未定ですが）や実写映画も一緒に配信しており、コンテンツ単位で一気に楽しめるのがNetflixの強みであると言えます。

　この他にも、『ULTRAMAN』『リラックマとカオルさん』などNetflixが制作に携わっているアニメもあり、今後も『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』『7SEEDS』『攻殻機動隊 SAC_2045』＊1のアニメ化＆配信が決定しています。

　それだけではなく、現在放送中の『群青のマグメル』『キャロル＆チューズデイ』や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『LOST SONG』など、動画配信サイトの中ではNetflixだけというアニメも増えてきています。

　今までの数ある名作アニメだけでなく、Netflixだけで楽しめる作品が出始めており、他の動画配信サイトとの差別化がされているNetflix。

　今後もアニメの独占配信・制作が決まっていることから、アニメファンとしてはぜひとも注目していきたいですね！

（Edit＆Text/頭皮ぱっしょん）

◆Check!!

＊1 新作アニメーション『攻殻機動隊 SAC_2045』Netflixにて、2020年全世界配信決定