『のんのんびより』は2013年より1期が放送され、東京から田舎へ引っ越してきた一条蛍が、都会とのギャップに驚きつつも旭丘分校の生徒である宮内れんげ、越谷夏海、越谷小鞠とともに日々を暮らす姿が描かれていました。
<画像引用元:http://nonnontv.com/tvanime/story/s00-3/ より引用掲載 ©2021 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合三期>
田舎で暮らす少女たちの日常を描いたそのゆる〜い雰囲気に、たちまち骨抜きにされたアニメファンも多いハズ。
そんな本作ですが、2021年1月より3期となる『のんのんびより のんすとっぷ』の放送が決定しました。
そこでここでは、1期、2期、劇場版を振り返りつつ、3期への期待を高めていこうと思います。
神がかり的な“ゆるさ”はここから始まった! 『のんのんびより』
<画像引用元:http://nonnontv.com/tvanime/story/s01/?season=1 より引用掲載 ©2021 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合三期>
『のんのんびより』シリーズの記念すべき1期。
第1話から牛が道路を横断していたり、家に鍵をかけない事実など、並大抵の田舎ではお目にかかれないあるあるに驚愕することもしばしば。
また、れんげの不思議な言動が話数を重ねるごとに癖になり、「にゃんぱすー」や「ウチ、田舎に住んでるのん?」 といった台詞が印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
放送当時、ネット上ではにゃんぱすーボタンなるものも登場し、クリックすると「にゃんぱすー」と響くだけのそのボタンは、総クリック数200億回を突破し、今も密かにその数を伸ばしています……(笑)。
時は戻って、れんちょんが入学するところから――『のんのんびより りぴーと』
<画像引用元:http://nonnontv.com/tvanime/story/s11-2/?season=2 より引用掲載 ©2021 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合三期>
1期で1年が経過し、次は進級しての話かなと思いきや、2期『のんのんびより りぴーと』のスタートは、れんげが小学校に入学するところから。原作を読んでいない視聴者の中には、驚いた方もいるのではないでしょうか。
前クールで描かれなかったエピソードを補完する部分もありますが、これまでに描かれた設定をするりと入れてきたりと、1期を前提に作られている部分もあるため、120%楽しむにはぜひ1期から視聴することをオススメします。
「そすんす」なる謎の武術を生み出したれんげの不思議ちゃんぶりや、蛍の小鞠ラブも健在で、1期をより深くりぴーとしている作品でしたね。
舞台は夏休みの沖縄! 劇場版『のんのんびより ばけーしょん』
<画像引用元:http://nonnontv.com/movie/news/148 より引用掲載 ©2018 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合劇場>
夏休みにデパートで福引をねだったれんげが見事に当たりを――引き当てたわけではなく、喋らない兄ちゃんこと越谷卓が画面外でサラッと獲得した特賞をきっかけに、総出で沖縄旅行へ行くところから物語がはじまります。
劇場版だからと壮大な風呂敷は広げず、普段の田舎よりちょっぴり都会(?)な沖縄でのばけーしょんを楽しむ、いつも通りのゆる~い展開。
海辺の旅行というシチュエーションなので、長めの水着回を見ているような気分で視聴できます。
また、テレビ放送ではお調子者として描かれることが多かった夏海が、センチメンタルな一面を見せるところも印象的でした。
――ここまで『のんのんびより』シリーズを振り返ってきました。
3期の放送開始までの半年。肩肘張らずに見られる作品なので、視聴済みの方も未視聴の方も、ぜひこのゆったりとした世界観に足を踏み入れてみては?
……未だにCV不明の兄ちゃんですが、来季こそは喋るのでしょうか。
(Edit&Text/叶梢)
©2021 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合三期