『月刊少女野崎くん』みこりんが“真のヒロイン”と呼ばれるのは何故か!?

2017年5月14日

『月刊少女野崎くん』のヒロイン・佐倉千代を差し置いて“真のヒロイン”と呼び声高い、みこりんこと御子柴実琴。

千代ちゃんたちと共に野崎くんのマンガのアシスタントをしていて、花や小物を繊細に、ステキに描いています。

今どきのイケメン男子なのに“みこりん”というかわいらしい別名を持ち、時にヒロインと呼ばれる彼の、ヒロインっぽいところを紹介していきます!!

少女マンガの主人公??

少女マンガの主人公と言えば、好きな彼と近づくために頑張ったり、ふいの出来事に恥ずかしがったり、恋に悩む日々を送ったり……。

みこりんもまた、頑張り屋で寂しがり屋。時には強がってしまい素直になれず、ツンデレを発揮したりと実にいろんな顔を見せてくれます。

そんなみこりんの様子は、野崎くんが連載しているマンガ『恋しよっ♡』の主人公・マミコのモデルになるほど。

まるで少女マンガのヒロインのようだということから、親しみを込めて“みこりん”と呼ばれているのです。

「もう知らない!!」と部屋を飛び出したのに、追いかけないと

「なんで追いかけてこないの！？」と逆ギレ……というような、女ってめんどくさいな～的な瞬間が、みこりんには数多くあります。

●夏祭りに着ていった浴衣を褒めて欲しくて、褒めてもらえるまでグイグイ会話を続けて誘導してくる。

●野崎くんのアシスタントになったばかりの千代ちゃんに分からないところを教えて先輩風を吹かせたいのに、全く質問してもらえず、何か聞いてくるのをあからさまにソワソワしながら待っている。

このように、彼は面倒くさい人の特徴を見事に捉えていると言えます(笑)。

かまってほしいのに素直になれない姿は面倒くさいですが、それがみこりんだと実に愛らしいのです。

そこまで親しくないのに、軽口を叩いたりキザなセリフを吐いたりして自爆したりと、他にも面倒くさくてヘタレな要素満載。

そんなみこりんを見てみんな「めんどくせー」と思っていますが、話が進むにつれてみこりんの扱い方、あしらい方が上手くなっているような気がします。

少女マンガの主人公はモテるイメージがありますよね。超モテモテ!!とまではいかなくても、お相手の彼以外からも好意を持たれている、というパターンは多いと思います。

みこりんもまた顔面レベルが高いゆえ、校内の女子からの人気が高いことはもとより、他校の女子からも告白されたりとなかなかなモテっぷりを披露。このモテモテな状況は、前述した『恋しよっ♡』の主人公・マミコにも反映されています。

見た目は女慣れしていて遊んでいそう、チャラそうという印象がありますが、彼は極度の人見知りで女子と2人きりなんて絶対無理と言い張っています。合コンなんて言語道断!!

まさにイケメンの持ち腐れですね。

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物語のヒロインはとにかく恋に悩むもの。みこりんは恋を学んで現実に活かすため、2次元の恋の攻略に奮闘しています。その経験値は現実の恋に全く活かせていない上に、ギャルゲーや美少女フィギュアにどっぷりとハマり、本末転倒な結果に・・・。

しかしその本気度は、目を見張るものがあります。普段の人見知りのみこりんからは想像できないほど積極的に、女子との関係を築こうとしています（2次元ですが）。

作中ではギャルゲーのキャラといい関係になっているところはほとんど描かれていませんが、相当やりこんでいるので現実の恋に活かせる術をいつか身に着けてくれるはずです!!

ギャルゲーを攻略するにあたり、少女マンガを描いている野崎くんに女心について相談している姿はもはや、恋に悩み親友に相談するヒロインのよう(笑)。

　――ここまでみこりんのヒロインっぷりをご紹介してきましたが、本当のヒロイン・千代ちゃんのポジションが危ういと感じるほど、みこりんの“真のヒロイン”としての立ち位置が確立されつつあります。

みこりんのヒロイン回ではないか!!　というストーリーもあるので、探しながら楽しんでみてくださいね♪　みこりんのかわいらしさに翻弄されることマチガイナシです☆

（Edit&Text/倉橋つばき）

『月刊少女野崎くん』千代ちゃんと野崎くん…ふたりの恋の行方の未来予想図