◆エフェクト盛り盛り!ヒョウ五郎大暴れ!

 今回の1022話の一番の見せ所はなんといってもそのヒョウ五郎が放つワザ『怒髪光拝(どはつこうはい)』でしょう。

 ワノ国でも実力者であるはずのホテイをはじめとした元見廻り組が直々に挑んできたところを軽々と圧倒。じっくりと溜めに溜めた一振りを放って、あっという間に多勢に無勢を覆してしまいました。

 氷鬼は確かに身体能力を向上させる力があることが明らかになっていましたが、まさかこういった形で、ヒョウじいのパワーアップ展開に繋がるとは驚き。ヒョウじいは、かつて花の都の裏社会を取り仕切ったという大親分だったという設定がありましたが、まさにその現役時代を思わせる活躍を見せてくれました。

 嬉しいポイントとしては、ヒョウじいがルフィに教えた流桜を思わせる桜色の炎とオーラをまとい、斬り終わったと同時に画面に、漢字の『怒髪光拝』の文字が現れるという、格闘ゲームで一撃必殺でも放ったかのような演出です

 しかも、斬り終わった後の色合いがまた綺麗。氷鬼となってしまった半身が水色になった肉体と、身体に纏っているであろう流桜の色合いが美しく、力のみならずルックスでも氷鬼をモノにしてしまっているのが、さすが大親分です。

 実はここの見廻り組を一掃するシーンは原作ではわずか1ページのシーンでした。そのシーンをここまでリッチにしてしまうのが製作陣の見事なお仕事です。

 そして、ついにはクライマックス、完全に氷鬼と化してしまったヒョウ五郎のシーン。派手な前半からは一転した淡い色の桜の花びらが舞う中で、仲間たちに自身を殺すことを求めます。氷鬼の光沢がこれまた美しくも見え、桜の鮮やかさと儚さが今回の1話で描いたかのような回となっていたわけです。

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