◆ここに来てまさかのルフィとゾロのアニメオリジナル演出！
いきなり反撃の様子が描かれるのではなく、今週も四皇たちの追撃の様子が描かれます。
カイドウに吹き飛ばされるルフィや、ビッグ・マムの猛攻を抑えきれないローたちなど、改めて四皇の圧倒的なその力が描かれます。
一撃、一撃のエフェクトの派手さでも、その攻撃の絶大さが分かります。そんな矢先に、すでに前回攻撃を受け止める役を担い満身創痍のゾロがカイドウを挑発します。
「待てよ。地獄にうちの船長を招待してくれるなら、この俺も付きあわせてもらう。」
麦わらの一味のNo.2らしいルフィのセリフに乗っかった頼もしい一言。実は、アニメオリジナルのセリフとなっており、ゾロのカッコ良さが滲み出る憎い展開となっているのですが、注目はさらにここから。そんなゾロにカイドウは無慈悲に一撃を叩き込むのですが、今度はそれをルフィが受け止めます。
ルフィが足元の水たまりに踏み込むと共に、水しぶきが巻き上がり、その途端に映像がスローモーションになりルフィとカイドウが睨み合う……。そして放たれるルフィの一撃がカイドウを吹き飛ばします。
「悪りぃな、これで死ねなくなったろ。」
「へっ、鼻からわかってる。」
この後のルフィとゾロのわずかながらも交わされる会話が、またシビれる。一番、付き合いの長い二人だからこそ、より沁みてくるセリフの応酬となっています。
アニメ映画ライター。『FILMAGA』、『めるも』、『リアルサウンド映画部』、『映画ひとっとび』、『ムービーナーズ』など現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。映画『ミューン 月の守護者の伝説』や映画『ユニコーン・ウォーズ』のパンフレットにライナーノーツを寄稿するなどその活動は多岐にわたる。noteでは『アニメ映画ラブレターマガジン』を配信中。
