◆魚人空手対六式!豪快な肉弾戦!
ここまでの会話中の戦いもダイナミック。かつてのロブ・ルッチにも並ぶ実力とされるフーズ・フーを、覇気により硬化した腕で受け止めたジンベエは、そこから「引潮一本背負い」で、フーズ・フーを痛快に投げ飛ばしてくれます。
それだけでも、かっこいいのですが、奴隷の話に踏み込んだ途端、さらに豪快さは拡大。フーズ・フーは、まさにロブ・ルッチがかつてルフィとの戦いで披露した、両手で指銃(しがん)を叩き込む「斑(まだら)」という技をジンベエに繰り出すのですが、なんとジンベエの覇気は、フーズ・フーの指を折ってしまうという硬化ぶりをみせます。
\ #ワノ国編 アニメ放送情報!/
アニメ『ONE PIECE』1040話「操舵手の誇り 怒りのジンベエ!」は11月13日(日)朝9:30より放送
元〝CP9〟フーズ・フーの強大な力にジンベエはどう立ち向かう!?壮絶バトルに注目!!
※地域により放送日時が異なります#ONEPIECE pic.twitter.com/MvriA0LXSD— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) November 12, 2022
怯んだフーズ・フーの尻尾を捕らえたジンベエ。容赦無くフーズ・フーの顔面に「魚人空手奥義 鬼瓦正拳」を叩き込みます。圧倒的な実力差で、フーズ・フーを吹き飛ばしてしまいます。ブチ切れた七武海クラスの実力はやはりハンパなし!
TVアニメならではの特徴として、ジンベエが纏った覇気は、青色の電撃のような演出が走るのがまたかっこいいところです。青い体をしたジンベエにまたその濃い青が似合っていまして、よりトドメの一撃をかっこよく魅せてくれました。
さらに泣かせるのが、ルフィとジンベエの歩みをダイジェストで流してくれるのも粋な演出です。加入までが長かったジンベエとの縁が懐かしく、今回の仲間入りを改めて嬉しく感じさせてくれます。そういえば、柔術を使う麦わらの一味は今までいなかっただけに、今回のような戦いでの活躍にも今後に期待がかかります。
結局、ジンベエは「話すことは何もない」とフーズ・フーの質問には答えなかったわけですが、敵の幹部を叩きのめしてくれる気持ち良さがある一方で、ジンベエがその答えを知っていたのかは気になります。この謎がどう今後に繋がっていくのかにも、注視したいところですが、 次回は第1041話「怪獣大決戦! ヤマトとフランキー」。
ジンベエに続いて、ヤマトvsカイドウとフランキーvsササキに関して描かれるようです。怪獣大決戦という、これまた映画のようなサブタイトルが付いているだけに迫力のある回を期待したいです。
〈文/ネジムラ89〉
《ネジムラ89》
アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi
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