<この記事にはTVアニメ『ワンピース』と原作漫画『ONE PIECE』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
ルフィがいない中、鬼ヶ島ではヤマト、サンジ、フランキーがそれぞれ強敵たちとぶつかり合い、あのキャラクターたちの新たな姿も明らかに──!
前回のジンベエとフーズ・フーの戦いに続いて、今週も各所で勃発する百獣海賊団とのタイマン戦がぎっしりと描かれていました。しかもただの戦いではありません。第1041話「怪獣大決戦! ヤマトとフランキー」というサブタイトルにもあるように、怪獣ひしめくスケールの大きな戦いが繰り広げられ……。
◆ヤマトの能力が明らかに!ヤマトvs.カイドウが始まる──
ルフィもモモの助も鬼ヶ島からいなくなり、もっとも危険なカイドウを自由にさせてしまう麦わらの一味側でしたが、ここで食い止めに現れたのが、カイドウの“息子”であるヤマトでした。これまでの描写からもその実力は相当のものであることが予想されていましたが、ここにきてなんと敵の大ボスであるカイドウと対峙することとなりました。
とはいえ、ヤマトは散々カイドウに囚われ、不自由な暮らしをしてきた人物です。どこかでこの因縁について踏み込んで描かれなければいけないとは思っていましたが、ついにここに来ての直接対決となりました。
ヤマトがどれだけカイドウに立ち向かえるのか? 注目の対戦カードとなっていましたが、早くもここでサプライズ。なんとヤマトがそのシルエットを変化させて、獣のような姿へと変えるシーンが登場しました。実はこのシーンは、原作漫画『ONE PIECE』には具体的に登場しなかったTVアニメ独自の演出。大々的にヤマトがなんらかの異質な能力を持っていることを明らかにするシーンとなっていました。
カイドウをはじめ、百獣海賊団の多くが動物(ゾオン)系の悪魔の実の能力者だったわけですが、やはりヤマトも悪魔の実の能力者であることが判明するわけですが、ただ、カイドウが悪魔の実を食べさせる気がなかったり、ヤマトが口にした理由もお腹が空いていただけというのも驚き。不本意に能力者になる様子はどこかルフィと重なる部分でもあります。
今回のエピソードではなんの実なのかや、その具体的な能力の実力は描かれず次回以降へ持ち越し。今までなんどもカイドウに挑んできたとはいえ、勝てたことがないヤマト一人でどこまで抑えきれるのかは、かなり心配です。