<この記事にはTVアニメ『ワンピース』と原作漫画『ONE PIECE』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>

 アプー、CP-0、黒炭家……百獣海賊団が勢力を削られる中で続々と敵勢力の内部でも怪しい動きが──!?

 ホーキンスを倒して、残る百獣海賊団の幹部もわずかとなってきたところで、敵勢力が分裂しだしました。戦いの終わりが見えてきたいま、第1055話「闇の者の暗躍!鬼ヶ島炎上」では、カイドウ側についていたはずの面々が怪しい動きを始めました。

◆サンジの異変の原因はジェルマのスーツ?

 長らく大乱闘を起こしていたダンスフロアでの戦いも、ついにクイーンとサンジの一騎打ちを残すのみとなっています。ただし、思わぬタイミングで発現してしまったのがサンジの身体の異変。サンジの身体が敵の刃物を弾き折ってしまうほど不自然なほど頑丈になり、今更ジェルマの科学技術の影響が出てきてしまいます。

 ここでついにその原因が“おそばマスク”ことジェルマのスーツにあるのではないかと、サンジは仮説を立てます。強敵クイーンを前に今こそスーツを使いたいところですが、サンジにとっては兄弟と同じく感情を失ってしまう存在になってしまうのではないかという方が気がかり。

 もはや戦いどころではない事態なのに、大看板を相手にしなくてはいけないサンジは、頑丈さを発揮しながらも、戦況は不利とみた方が良さそうです

◆敵は百獣海賊団だけじゃない!暗躍するアプーやCP-0!

 一方でいつの間にかダンスフロアを離れていたのが、スクラッチメン・アプーとX・ドレーク。どちらもかつては百獣海賊団側についていたわけですが、ちゃっかり戦線から離れています。

 中でも驚きはアプーが引き連れている面々。ルフィたちよりもはるかに巨大な身体をもったNUMBERS(ナンバーズ)たちと行動をともにしていることが明らかになりました

 これまで各ナンバーズには四鬼(ジャキ)や五鬼(ゴーキ)など名前や身体に数字が振られており、勘の良い人は他の数字のナンバーズの存在は予想できたでしょうが、ここにきて満を持して1〜3の数字を持つ一美(インビ)、二牙(フーガ)、三鬼(ザンキ)の三人の姿が明らかになりました。丁寧に全身を紹介してくれるのがTVアニメ独自の原作にはない演出となっています。

 百獣海賊団側がまだこんな戦力を隠していたのかという驚きもありますが、それを率いているのがまさかのアプーであることもサプライズです。

 全ての戦いが終わったタイミングでカイドウの首を狙おうという姑息さがまさにアプーらしいですが、あくまでもカイドウの首を狙うこと前提で話を進めているところからもルフィが勝つとは思っていないことが分かります。

 アプーからの勧誘に対して果たしてドレークがどんな決断を下すのか。先週もキラーとホーキンスという最悪の世代の活躍が描かれましたが、やはり一度傘下に入っても簡単には引き下がらないのが彼らの特徴なのでしょうか。こちらの二人の動向にもまだまだ一波乱が起きそうです。

 怪しい動きを見せるのはアプーだけではありません、城内が炎に包まれる中でついに動き出したのがCP-0(サイファーポール・イージスゼロ)

 ついに彼らにもロビンを捕えるという命令が下ったわけですがさすがに仕事が早く、颯爽とロビンとブルックの前に現れます。

 ロビンとブルックはブラック・マリアとその配下の面々との戦いがひと段落した直後。まさかのCP-0との第二ラウンドが待っているとはツイていませんが、ブルックの機転も早く「逃げ」に転じようとしているのがさすがです。明らかに危険な雰囲気が漂うCP-0を相手取って果たして二人は逃げることができるのか。こちらの戦況もかなり不安です。

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