<この記事にはTVアニメ『ワンピース』と原作漫画『ONE PIECE』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
血統因子の影響が出始めたサンジの目の前で突然女性が血を流して倒れる事態に!? 犯人は感情を失ってしまったサンジなのか──!?
たとえ体を無残に曲げ折られようと、剣で斬りつけられようと、平気な肉体となってしまったサンジ。ついにジェルマの兄弟たちのように血統因子の影響で強力な肉体が目覚めたかと思われたのですが、サンジが危惧していたのはその副作用により“感情を失ってしまうこと”でした。自ら女性に手をあげてしまったのではないかという事態に直面したサンジはある決断をします。
そんなサンジの葛藤が描かれる第1057話「ルフィの為に サンジとゾロの誓い」では、サンジの心情とそんなサンジと肩を並べるゾロとの関係性に迫る回となっていました。
◆アプーからの裏切りの誘いにドレークは?
メインとなるサンジのエピソードの前に描かれたのは、前々回でナンバーズたちとともに戦いの隙を狙うアプーとそれを知ったドレークの様子です。
姑息なアプーはルフィたちとの戦いが決着した後にナンバーズやドレークと一緒に手を組んでカイドウを倒そうと画策していたのですが、その誘いに対してドレークは反抗。
ルフィ側につくことを宣言した以上、それを反故には出来ないと義理の方を優先する態度を見せてくれました。
しかも、さすがなのがアプーの攻撃が目線で照準を合わせて、聴力によって発動することを見抜いている点です。軽々とアプーの攻撃を避ける芸当を見せてくれました。
こうなるとキラーとホーキンスの対決に続いて、アプーとドレークによる次なる最悪の世代対決が勃発するのか……! と思いきや、なんとそこに乱入してきたのは地下へと向かうヤマトです。
それを見たアプーはヤマトを味方につけようとし、ドレークが裏切ったことを知らないヤマトはドレークに攻撃を繰り出したりとまたたく間に状況が変わっていくのですが、ドレークが裏切ったと知るとヤマトはあっという間に再び地下へと駆け抜けていきます。
このヤマトの乱入でなぜか反応を見せたのがナンバーズの“二牙(フーガ)”。アプーの命令を無視して突然ヤマトを追いかけます。それに焦るアプーはフーガを追おうとし、さらにはドレークはそれを止めようという動きを見せます。
ヤマトと二牙の関係性は今まで描かれておらず、二人が実は通じていたことは今回で初めて発覚しました。ヤマトとナンバーズがなぜ親しい間柄なのかが気になる展開となりました。