◆ロビンのコメントがやっぱり不安になる総集編回
大丈夫なのかな？ と心配になってしまう部分では、総集編回では度々気になってしまう、本来はその場にいなかったはずのキャラクターが戦いの顛末を見てしまう点。今回のビッグ・マムとの戦いもその場に居なかったはずのナミやロビンがこの戦いを眺めてしまうのは有りなのか？ という点が気になってしまいます。
ロビン自身も今回の放送では「ローとキッドの二人もすごく頑張っていたのね。初めて知ったわ。」とその場にいなかったことを明言しているほどなのですが、いなかったはずの場面のことを知っていても、この先の展開に齟齬が出ないキャラクターという理由でこの二人が選出されたのでしょうか。
いずれにしても、総集編回はTVerなどの短期間配信を除いて、映像配信サービスなどのアーカイブに残らない特殊な回。アーカイブに残らないからこそできる、ぶっちゃけた発言だったのかもしれませんね。
そんな二人が「ビッグ・マムとの戦いもクライマックスに近づいてきた」「歴史が変わる瞬間をしっかり見届けましょう」と発言している通り、佳境を迎えたビッグ・マムとの戦いの終焉も近いのでしょう。その流れを組んで迎える次回が、さらなる派手な展開が期待できそうなサブタイトルが付いた第1066話「大トリ来る！波動と磁気の大技」です。わざわざこのタイミングでローとキッドを取り上げたわけですから、次回はそんな“歴史が変わる瞬間”が待っているのかもしれません。
〈文/ネジムラ89〉
《ネジムラ89》
アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi
(C)尾田栄一郎／集英社・フジテレビ・東映アニメーション
アニメ映画ライター。『FILMAGA』、『めるも』、『リアルサウンド映画部』、『映画ひとっとび』、『ムービーナーズ』など現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。映画『ミューン 月の守護者の伝説』や映画『ユニコーン・ウォーズ』のパンフレットにライナーノーツを寄稿するなどその活動は多岐にわたる。noteでは『アニメ映画ラブレターマガジン』を配信中。
