◆鬼ヶ島を貫通する大穴を生み出した!ローとキッドの新たな必殺技が炸裂!
再びビッグ・マムが優勢かと思われた瞬間、反撃に出たのはローです。
巨大な瓦礫をビッグ・マムの頭上に落としたかと思えば、覚醒したオペオペの能力で持っていた刀をビッグ・マムに突き刺します。
この攻撃はビッグ・マム自身も効いていることを明言しているだけあって、ローもここぞと使っていきます。
ただし以前の攻撃とは違い、今度はひたすらに刀を伸ばし続け、その刃先は鬼ヶ島そして大地を突き抜けていきます。その刀は前半に描かれたヤマトやモモの助も目撃しており、その異様さに驚きます。
ひたすら刀を伸ばし続けるローに対して、ビッグ・マムは覇気をまとった拳でなんども殴打。かなり痛そうな様子のローですが、ビッグ・マムの妨害に屈することなく頑なに刀を離そうとはせず、ついにその刃先は地中のマグマらしきところへ到達します。その瞬間にローは「穿刺波動(パンクチャーヴィレ)」を発動。衝撃が刃先から伝わるのか、ビッグ・マムもとびきりの悲鳴をあげ、鬼ヶ島を貫通する大穴が発生します。
倒れるビッグ・マムは“三千里(ミザリー)”でローに反撃しようとするものの、もちろんこの隙をキッドは見逃しません。
ローの「やれ」の掛け声の時にはすでに準備をしていたキッドは巨大な銃のような武器を作り出しており、その銃口をビッグ・マムに向けています。それを堂々と受け止めようとするビッグ・マムに「電磁砲(ダムドパンク)」を発射! ビッグ・マムにその光線を直撃させるのでした。
ついにビッグ・マムを倒せるかもしれない、という展開を迎えたところで第1066話は電撃を帯びた「TO BE CONTINUED」という特別な演出で次回へと続きます。
最後の最後まで特別感の溢れる演出が用意されていたわけですが、この戦いもついに決着を迎えます。サブタイトルでその戦いの終わりが示された第1067話「新時代へ!決着!ガキ共の覚悟」が次回放送となります。
ゾロ、サンジに続いて最終決戦が明言された決着回ということで、どんな終わりを迎えるのかは必見。ぜひ最後までこの戦いを見届けましょう。
〈文/ネジムラ89〉
《ネジムラ89》
アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi
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