<この記事にはTVアニメ『ワンピース』と原作漫画『ONE PIECE』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
ビッグ・マムの新たな攻撃にも怯まず、ローとキッドのこれまでで1番の大技が炸裂! ついにこの戦いにも終止符が打たれる──!?
すっかり長期戦となったローとキッドの最悪の世代タッグとビッグ・マムの戦いもクライマックス。
満身創痍でぶつかり合うローとキッドの二人も、まだそんな力を残していたのかと驚かされるこれまでにまだ見せていなかった新たな大技をビッグ・マムにぶつけます。
このド派手で迫力のある見せ場を、第1066話「大トリ来る!波動と磁気の大技」では、なんともリッチな映像と演出で魅せる驚きの回となりました。
◆冒頭から必見!キッドのこれまでを振り返る美麗カット!
今回の放送は力の入り様が違う! 冒頭からそんなことを感じさせる演出から第1066話はスタートします。
息を切らしながら意識を朦朧とさせるキッド。そんなキッドの脳裏を描いているのか、少年時代、海賊団の仲間たち、シャボンディ諸島、新世界での冒険、海賊同盟の結成、そしてカイドウとの邂逅とワノ国での出来事がそれぞれ美しい白黒のビジュアルで描かれていきます。
これまでのキッドの歩みを振り返るだけなのですが、見せ方のカッコよさと視聴者をグッと戦いの緊張感に寄せる始まりとなりました。大技による疲労を感じさせつつ、声援を受けキッドは再び立ち上がります。
ここでカットは火前坊と対峙するヤマトや鬼ヶ島を止めようとするモモの助へと場面が移っていきます。キッドとローの戦いからなぜ急に彼らの様子へと場面が移っていくのかは、後半明らかになっていきます。
◆ビッグ・マムも新たな回復方法と必殺技を披露!
場面は戻ってダンスフロア。「磁気大魔牛(パンクコルナ・ディオ)」でビッグ・マムと競り合うキッドの様子が描かれビッグ・マムは吹き飛ばされます。
その間にローとキッドが口論をしだす余裕ぶりと相変わらずの仲の悪さにホッコリするのですが、もちろんビッグ・マムもこれで終わるはずがありません。
再び立ち上がったビッグ・マムの腕は大ダメージを受けておかしな方向に曲がっているものの、ソルソルの実の能力で自身の骨を生き物にすることで、強引に骨をたちまちに接着してしまいます。ただでさえ丈夫なのに、こんな回復方法まで持っているところがさすがビッグ・マムです。
「鳴光剣(メーザーサーベル)」で反撃に移るビッグ・マムですが、キッドもローもここでひるみません。覚醒技でビッグ・マムに磁力を与えて拘束したり、ローは能力による瞬間移動でビッグ・マムの攻撃を避けつつ反撃に臨みます。それに対しビッグ・マムは単身、力技で応戦。まさに力と力がぶつかり合う戦いです。
しかしここで白目をむき出したビッグ・マムが新たな技を放ちます。ヘラ、ナポレオン、プロメテウスを合体させた大技「母訪砲三千里(バホウほうミザリー)」を初披露。巨大な女性のような生きた攻撃で襲い掛かります。ビッグ・マムも真骨頂とも言える戦いを見せてくれました。