◆麦わらの一味の全員の様子も発覚！大火事はさすがにどうすることもできない？
ただルフィの信頼の一方で、事態は全然解決に向かっていませんでした。カイドウの言うように城の中は火の海となっており、鬼ヶ島の城外も崩れ落ち逃げ場を失ってしまった生存者たち。そんなどうすることもできずにいる様子が次々と描かれます。
ナミとお玉はチョッパーと合流。全然仲間とできていなかったチョッパーは泣きながらナミに駆け寄ります。ゼウスならなんとかできるかと問いかけるのですが、さすがに火が広がりすぎて、ゼウスでもどうしようもない様子でした。そんな心配の先である他の麦わらの一味の様子も今回は全員分描かれていきます。
ブルックとロビンはやはり行動をともにしており、ワノ国の面々と合流。焼死体扱いされるところがコミカルではありますが、冷却技を持っているブルックですらどうすることもできそうにない様子です。
看病されていたサンジも復活。遊郭の女性たちと共に脱出の道を探しています。体力は戻ってきたようですが、やはり消火の術がなく他の面々と同じく、逃げ場に困っています。
ウソップは錦えもんと菊を連れて、ハムレットと逃げ道を探しているのですが、緑星のスプリンクラーがまったく効果がなく、こちらもなす術がないことが分かりました。
そして瀕死の状態のゾロについては、フランキーが救出。ゾロを抱えながら脱出先を探しています。すっかり子分として味方となった百獣海賊団を引き連れているところが天性のアニキ分っぷりを発揮しているのが、また笑えるポイントだったりします。
そのほか、アプーや一美（インビ）、ハートの海賊団の面々など各所で脱出できずに困っている様子が描かれ、敵味方問わず阿鼻叫喚の地獄の様子が続きますが、ここで唯一、逃げ惑う雰囲気ではない二人が居ました。それがジンベエと雷ぞうです。
アニメ映画ライター。『FILMAGA』、『めるも』、『リアルサウンド映画部』、『映画ひとっとび』、『ムービーナーズ』など現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。映画『ミューン 月の守護者の伝説』や映画『ユニコーン・ウォーズ』のパンフレットにライナーノーツを寄稿するなどその活動は多岐にわたる。noteでは『アニメ映画ラブレターマガジン』を配信中。
