◆恐るべしシャンクスの覇気!新時代への思いが炸裂!
そして場面は再び緑牛との戦いへと戻ります。
カイドウの支配ですら抑止力となっていたと残酷なことを謳い圧倒する緑牛に対し、モモの助はそれでもヤマトやルフィに頼ることを断固として拒否する姿勢を見せます。
前回、ヤマトに戦ってはいけないと言った真意が、ここでやっと語られます。これまでずっとルフィたちに頼りきりだったモモの助は、これからワノ国を旅立つ者に対して頼っていてはワノ国を守っていけない──つまり、自分たちだけで緑牛を追い払わなければいけない、という考えだったわけです。
モモの助は今でこそ大人の姿になりましたが、実際の年齢はまだ8歳。わずか8歳でこれほど将軍然としたことが言えるとは、本当に立派です。
そしてそんな思いに呼応するようにルフィの声が頭をよぎったモモの助は、ついにカイドウのような「熱息(ボロブレス)」を吐くことに成功。油断していたのもあるでしょうが、さすがに緑牛もこの攻撃には、焦る様子を見せます。
なんとか勝機が見えたかと思いきや、ここで緑牛は大地から新たな身体を芽吹かせて復活。
まだまだ余裕ぶりを見せるさらなる窮地を迎えたのですが、ここで参戦するのが──まさかのシャンクス! なんと、ワノ国近海の船上から、遠隔で覇王色の覇気を送り込み、緑牛を威嚇します。その覇気の威力たるや、赤髪海賊団の新入りたちも倒れるほどでした。
シャンクスの出現を悟った緑牛でしたが、シャンクスはさらに
「海賊の歴史を変えて疲れ切った“新緑”達にそりゃあちょっとヤボじゃないか?」
「そんなに恐いか?「新時代」が!」
と啖呵を切るのでした。まさかの赤髪海賊団の出現はさすがの緑牛も想定外だったようで、撤退を決意。無事、シャンクスのフォローによりワノ国は窮地を脱するのでした。
そして最後の最後で、今まで動向が隠されていたルフィ、そしてゾロやサンジ、ジンベエといった麦わらの一味が、実はこの戦いを見守っていたことが明かされます。
さすがにこの四人も緑牛の出現に気づいていたようですね。そして緑牛を追い出した覇気に、ルフィがシャンクスを思い出したところで、次回へと続いていきます。