<この記事にはTVアニメ『ワンピース』と原作漫画『ONE PIECE』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>

 コブラ王を手にかけた疑いをかけられているサボがついに再登場!しかしサボが連絡をしてきた島では恐るべき事態が発生──!?

 年明けのタイミングに合わせて、TVアニメ『ワンピース』も大幅リニューアル! 主題歌が新しくなったり、新コーナーがスタートしたり、さらにはアニメーションのスタイルも新たなものに変わりました。

 心機一転の第1089話「新章突入!ルフィとサボの針路!」では早くもルフィやサボに危険が降りかかる回となったりと、はじめから終わりまで見逃せない内容となっていました。

◆「サボは犯人ではない?」 ルルシア王国に悲劇が起こる!

 新章突入といってもエピソードは、ルフィの夢の果てを聞いた面々が改めてラフテルに向けて気を引き締める場面から始まります。

 残る最後のロード歴史の本文(ポーネグリフ)が必要であることと、それが長い間誰も見つけられていないことがロビンの口から語られ、当面の目標がこのポーネグリフの捜索であることを確かめるのでした。

 一方、ルフィたちの知らぬ間に“サボによるコブラ殺害事件”の続報が描かれます。

 革命軍ですらその所在が分かっていなかったサボですが、ついにカマバッカ王国に向けてサボから電伝虫による連絡が入ります。その通信も海軍には探知されており、五老星もその情報を聞いています。

 サボが探知された先は8ヵ国革命の一国とされ革命のまっただ中のルルシア王国。

 サボの様子からかなり緊急性を感じられる様子で、コブラ王の暗殺は自分ではないという言葉に安心する一同でしたが、サボにとってはそれよりもマリージョアで見たという“とんでもないもの”を伝えようと必死です。しかし、その全てを伝える前に驚きの事態が発生します。

 五老星がその探知や傍受をなかったことにすると謳うとともにルルシア王国には暗雲が立ち込めて緑色の光に包まれます。

 五老星がルルシア王国自体が元々なかったと告げると同時に、ルルシア王国には空から無数の赤いレーザーのようなものが降り注ぎます。その威力たるや、海には大きな穴が空いて島ごと跡形もなく消滅させられてしまうほどでした。

 五老星のの口ぶりからはサボの口止めというよりも、始めから滅ぼそうとしていた場所に偶然サボがいたかのように思わせます。

 果たして五老星は秘密裏に何をしているのか。島を消しとばしたあのレーザーのようなものはなんなのか。そしてサボはどうなってしまったのか。謎を多く残す事件となりました。

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 ちなみにこの大迫力のルルシア王国の場面は原作漫画よりも、消滅する様子が具体的に描かれ、より悲壮感のあるものになっています。

 音楽を担当している田中公平氏も自身のX(旧Twitter)のアカウントにて、この場面だけのBGMを書き下ろしたことを語っており、かなり力の入っている場面だと分かります。

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