<この記事には漫画『ONE PIECE』とTVアニメ『ワンピース』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
『ONE PIECE』では、まだその実力や素性が明かされていない重要な人物が多くいます。たとえば、赤髪海賊団のベックマンは、実は世界政府側の人間であり、シャンクスを裏切るとSNS上で噂されていたり、たびたびネタキャラとして扱われているウルージは、物語のキーパーソンなのではとごく一部のファンが考察していたりします。
最終章に入り、少しずつ伏線が回収されつつある『ONE PIECE』ですが、どんな人物がSNS上でたびたび考察のネタとして話題となっているのでしょうか?
◆シャンクスを裏切る?──ベン・ベックマン
赤髪海賊団の副船長、ベン・ベックマンは世界政府側の人間で「シャンクスを裏切るのでは?」と、一部のファンの間では考察がされています。
いままで登場してきた四皇の船には、必ず裏切り者がいました。白ひげ海賊団を裏切ったのは、黒ひげことマーシャル・D・ティーチ、ビッグ・マム海賊団の裏切り者といえば、カポネ・ベッジ、そして百獣海賊団ではX・ドレークが裏切り者として描かれています。
赤髪海賊団の副船長というポジションにいながら、なぜファンの間でベックマンがシャンクスを裏切ると噂されているのでしょうか? その答えは、原作の1076話のあるひとコマから読み取れます。
1076話では、シャンクスが盃を置くシーンで、ベックマンの前にシャンクスの嫌いなブルーベリーがあえて描かれています。
ブルーベリーは花言葉で「裏切り」を意味していることから、「ベックマン裏切り説」が浮上しました。
◆元帥・サカズキの上を行く男──コング
コングは世界政府全軍総帥という海軍元帥のサカズキの上司にあたる人物であり、物語の最重要ポジションにつきながらも五老星より登場回数が少なく、強さはもちろん能力も謎に包まれています。
彼は、前元帥のセンゴクが大将のころ、元帥として海軍に君臨していました。そのため、「ゴッドバレー事件」の真相とロックス海賊団の謎が明かされるとき、過去の回想などで登場が増えるかもしれません。
また、彼の能力についてもファンの間ではさまざまな考察がされており、サルサルの実のモデル“ゴリラ”や、サルサルの実の幻獣種、モデル“キングコング”などではないかと言われています。
いずれにしても、ゾオン系の能力者で無類の強さを発揮しているのは、幻獣種か古代種のキャラばかりなので、コングにいたっては、普通の動物系の能力でその強さを見せてくれるかもしれません。