2008年にPS2用ソフトとして発売されてから漫画・アニメ・舞台など、大きくメディア展開されている『ペルソナ4』。
さらに新しいキャラやイベントが追加された『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』も大ヒットを飛ばし、その結果、2015年にアニメ化を成し遂げ、人気にますます拍車をかけました!
比較的ダークな印象の強いペルソナシリーズ。
ですが、この記事で取り上げる、『4』は、仲間との友情や絆が大きくフィーチャーされ、本格的な推理RPGとしてお楽しみ要素が満載でした。
そこで今回は、個性的過ぎるメインキャラクター8人の中から、ひときわ明るくムードメーカーな花村陽介をフォーカス。彼が「デキル男!!」と思える部分を劇中の活躍から読み取り、それを立証していきます☆
「残念系男子」のクセしてなぜ筆者は彼を「デキル男」として取り上げるのか
明るくて社交性抜群! ルックスもいいのにいつも一言が余計で残念なイメージが強い、“ガッカリ王子”陽介。
しゃべらなければイケメンなのに……ってやつでしょうか(笑)
元々都会育ちですが、大型スーパー「ジュネス」の店長である父の仕事の関係で稲羽市に。そのせいかジュネス王子なんて呼ばれることもありますね。
お調子者だけど仲間想いな、憎めない愛されキャラ。等身大で親しみやすいことから、男性ファンも多いようです。
CVは、『うた☆プリ』の寿嶺二や、『弱虫ペダル』の巻島裕介などを演じている、森久保祥太郎さん。
彼のボイスは、若々しくてノリがいい印象で、ムードメーカー的な役も多い!! その特徴的な声から、声優さんたちの間でもたくさんモノマネされているそうです(笑)
周りをパッと明るくしてくれるような声が陽介にピッタリですね♪
私は森久保さんが他の作品に出ていても、「あ、陽介!!」と思ってしまうくらい、陽介の印象が強いです。
賛否は分かれるかもしれませんが、森久保さんがCVをやっている点だけでも、彼のことをデキル男といってもいいかもしれません。
陽介は『ペルソナ4』に欠かせない存在!!陽介がいないと、あのイベントは無かった!?
この作品は高校生活を送りながら事件を解決していくというストーリー設定のため、学内・学外関わらずイベントが多いのも魅力。
中でも、行動力抜群な「陽介が提案してくれなかったら存在しなかったかも!?」というイベントもあります。
それはまさにデキル男というべきでしょう。
ちょっとお調子者の陽介ですが、イベントを発生させストーリーに転機を与えるという面はデキル男の証拠!
ここでは、そんな彼なくしては成り立たないストーリーをご紹介。
◆バイクで密着計画からの海水浴
「女の子と密着するためにバイクの免許を取って、後ろに乗せよう!!」という浅はかな計画を立て、鳴上くんを誘う陽介。結局取ったのは原付の免許なので、後ろに女の子を乗せるのは不可能なんですけどね(笑)
計画自体は失敗に終わるものの、彼の下心のおかげで完二・クマ以外のメンバーも免許を取り、みんなで海水浴に行くというイベントが発生しました。
海では女子チームの水着姿を拝めるだけではなく、完二がポロリ事件を起こしたり、陽介が広い海を前に語ってしまったりと見どころ満載。
今まで一匹狼だった完二も仲間と思い出を作る楽しさを知ったようで、その様子を見守る陽介はいい先輩。口では軽いことを言いながらも、いい方向へ変わるきっかけを作ってくれるような、後輩想いな一面も見せてくれています。
◆文化祭でのミス&女装コンテスト
文化祭前、陽介はミスコン出場者募集のポスターを見て、千枝・雪子・りせ・直斗を勝手にエントリーさせるといった強引さを魅せます。
その仕返しに、同時開催される女装コンテストに男子チームも千枝たちに全員エントリーされていて、結局メンバー全員出場となるこのイベント。
女子チームよりも、見どころは断然男子チームの女装!
陽介は今どき(??)のギャル風ミニスカ女子高生で登場!! これが結構似合っててかわいいのだ♪
女子チームのミスコンは水着審査があったり、恥ずかしがっている直斗が見られたりと、ファンにはたまらないイベントかと思います(笑)
いろんな意味で、陽介ナイス!!
◆ジュネスのイベントでバンド結成!!
ジュネスで行われる予定だった人気アイドルのイベントが中止になり、イベントに便乗したセールを開催するべく準備していたジュネスは、このままだと大赤字→父が店長、クビ!? →陽介転校!?
という最悪なシナリオが予想されると、メンバーに助けてくれと泣きつく陽介。
陽介の転校を阻止するべく、休業中アイドルのりせを中心にバンドを結成。りせの集客力を頼りに、ジュネスそして陽介のピンチを救うためにメンバーたちは立ち上がります!!
楽器初心者も多い中、まさかの1週間で曲をマスターし、イベントを成功させるという奇跡が!! このちょっと無理やりな感じがペルソナ4のいいところでもあります(笑)
メインストーリーの事件解決以外でメンバーのチームワークが見られる、貴重なイベントを作り出してくれました。
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クマの面倒見すぎ?
テレビの中の世界から出てきてしまったクマの面倒を見ているのが他でもない陽介。
流れで花村家で預かることになったにも関わらず、本当に面倒見がいい!!衣食住の面倒だけではなく、最終的には携帯まで持たせちゃいます。
陽介の親がクマを居候させる件をどう処理したのか気になりますが(笑)。
自由奔放なクマに振り回されながらも、ジュネスでバイトをさせ、見守り、時には心配して……、まるでパパですね(笑)。
将来は絶対にいいお父さんになるはず!!
お調子者の陽介とはまた違った、実は頼りになるかも?と感じる一面です。
事件解決後、元々こちらの世界の住人ではなかったクマに対して、「ずっとここにいりゃいいんだよ」と優しいかつ男らしい言葉を掛けていて、クマのことを大事に思ってるんだなぁと伝わってくるシーンも。
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“まっすぐな”精神力の強さ
ポジティブで陽気なイメージの陽介ですが、表に出していないだけで、少々ネガティブな部分も。
想いを寄せていた先輩・小西早紀が事件の2人目の被害者となり、帰らぬ人に・・・周りに気を遣わせないように気丈に振る舞っていた姿が印象的です。
また、大型スーパージュネスが稲羽市にできたことによって商店街が廃れてきていることから住民から疎まれたり、都会育ちゆえ、田舎生活に退屈していたり・・・この悩みが自分の影を生み出し、自分と向き合うきっかけに。
自分の弱さときちんと向き合えるだけでなく、周囲への気配りもできる男なのです!!
ここまでの陽介を評価すると・・・
・いつもポジティブで周りを楽しませようとしてくれる
・面倒見が良く、気遣いもできる
・自分の弱さを認められる芯の強さ
・おまけにイケメン!
あれ? もしかして陽介って、かなりいい男なんじゃ・・・(笑)
ストーリー上では空回りが多いガッカリ王子な印象もありますが、実はこんなにできる男なのです!!
キャラとしても彼氏としても言うこと無しな気が・・・(褒めすぎ?)
’08年に発売されて以来、まだまだ人気の高い『ペルソナ4』。
次にプレイするときは、ぜひ!!陽介の活躍に注目してみてくださいね☆
ゲームでもアニメでも、陽介の魅力たっぷりですよ♡
(Text/倉橋つばき Edit/佐倉璃紗)
TVアニメーション「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」公式サイト
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