『ポケモン』の世界では直接的な描写はありませんが、アニメでサトシやタケシがコイキングの「活き造り」を妄想したり、ゲーム内で食用にされたりしているポケモンがいることが語られています。

  どんなポケモンが食用として、食卓に並んでいるのでしょうか?

◆公式でも大人気食材──「ヤドンのしっぽ」

©2020 Pokémon. ©1995-2020 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

<画像引用元:https://www.pokemon.co.jp/ex/sword_shield_expansion/pokemon/200109_04/より ©2020 Pokémon. ©1995-2020 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.>

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 「ヤドンのしっぽ」は、公式が作中で食べられているとはっきり明言している食材です。「ヤドンのしっぽ」が食用として初登場するのは『ポケットモンスター金・銀』から。『金・銀』で「ヤドンのしっぽ」はロケット団に乱獲され、高額で販売されていました。

 その後も「ヤドンのしっぽ」は食用として登場し、『ポケットモンスターXY』では、レストランのフルコース料理で使用されたり、『ポケットモンスターサン・ムーン』では家庭の味として使われていると説明されています。

 このように、「ヤドンのしっぽ」は、作品によって高級食材であったり、一般庶民の味として描かれ方が違いますが、これは、作品の舞台となる地方が異なり、それに伴ってヤドンの扱いも違うからだと考えられます。

 そんな「ヤドンのしっぽ」ですが、『金・銀』や『ハートゴールド・ソウルシルバー』の舞台となったジョウト地方では、栄養はないけど噛んでいると甘みがでる」と語られているのが特徴です。

 また、『ソード・シールド』の舞台となった、ガラル地方の「ヤドンのしっぽ」は、ヤドンの食べているものの違いによって、スパイシーな味わいになるなど、食べているもので味が変わるというリアルな設定があります。

 前述したように、作品によって描かれ方が違う「ヤドンのしっぽ」ですが、ここまでメジャーな食材になっていると、しっぽを切られるヤドンがかわいそうに思えます。

 しかし実はヤドンは鈍感で、しっぽが切れても痛みを感じないそうです。もし、ポケモン世界で食料危機が問題として取り上げているとしたら、ある意味、食料の問題を解決するポケモンといえるでしょう。

<ヤドンのしっぽてと>

<画像引用元:https://yadon.my-kagawa.jp/goods/goods2_7.htmlより©Kagawa Prefecture Tourism Association ALL RIGHTS RESERVED. ©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.>

 また、ゲームだけでなく、香川県では『ポケモン』とコラボした、「ヤドンのしっぽてと」が商品として売られています。ポテトに伊吹島産いりこの旨みを加え、ヤドンの甘口の美味しい出汁をイメージしているそうです。

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