“ミラクルライト”は指輪化したのか?
新型コロナウイルス感染症の影響で忘れてはいけないのが“ミラクルライト”です。
ミラクルライトとは、映画館にプリキュア映画を観にきた子どもたちにプレゼントされる来場者特典で、小型のスティックの様な形状をしていて、ボタンを押すと光る仕組みとなっていました。
こちらは2007年に公開された映画シリーズ第4弾『Yes!プリキュア5鏡の国のミラクル大冒険!』で初めて配布されて以来、ライトのデザインのマイナーチェンジはあれど、なんども配布されてきた定番のアイテムでした。
このミラクルライトの特徴は、プリキュアを応援するために光を灯す道具として機能しており。たびたびライト自体が作中に登場し、観客にプリキュアの応援を促すというくだりが用意されてきました。
しかし、この応援形式も新型コロナウイルス感染症の流行から一転。発声を伴う応援ができなくなったこともあってか、コロナ禍直後の『映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』では、作中に登場したアイテム“ゆめペンダント”がプレゼントされました。
続く2021年の『映画 トロピカル~ジュ!プリキュア雪のプリンセスと奇跡の指輪!』では、指輪型のアイテム“スノーハートクルリング”と“トロピカるハートイヤリング”が配布され、以前の形態のミラクルライトは配布されなくなりました。
今年はどうだったのか?
『映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!』では、映画にも登場する“ドリーミアリング”という指輪型のアイテムが配布されました。2作連続の指輪型アイテムの配布になったことからも、今後は指輪型のプレゼントが定着していくのかもしれません。
従来のミラクルライトに馴染みがあった人には寂しく感じるかもしれませんが、今年のドリーミアリングにも、かつてのミラクルライトの様に発光機能が付いています。作中で応援の指示はなくとも、おきまりの様に作中の盛り上がりのシーンでは、多くの子どもがドリーミアリングを発光させて応援していたことが印象深いです。形を変えながらもミラクルライトは、まだ残っていると言えるのかもしれません。