◆主人公の祖母は先代プリキュアだった──『ハートキャッチプリキュア!』よりキュアフラワー
キュアフラワーは67歳という高齢でプリキュアに変身し、視聴者を驚かせました。
キュアフラワーこと花咲薫子は『ハートキャッチプリキュア!』で、主人公の花咲つぼみの祖母として登場します。第2話からキュアフラワーが薫子だと明らかにされ、彼女はプリキュアたちの指導者や司令塔として描かれていました。
そんな薫子がキュアフラワーに変身したのは第44話の「クリスマスの奇跡!キュアフラワーに会えました!!」です。
キュアフラワーは行動不能に追いやられたプリキュアたちに代わり、子どもたちを守るため登場しました。本来、薫子は50年前に戦ったラスボスのデューンとの戦闘でプリキュアへ変身する力を失っていましたが、妖精のコッペにお願いしてキュアフラワーに変身し、プリキュアとして戦っていたときの姿を見せます。
このときの変身は力を抑えた限定的なもので使えない技もありましたが、それでも幹部2人を圧倒する実力を見せ、50年前の全盛期の実力なら最強のプリキュアなのではないかとファンの中で囁かれるようになりました。
また、強さだけでなく変身後の美しい容姿からファンの中で根強い人気があり、映画の公開が決まるたびにキュアフラワーの登場が期待されています。
なお、当初キュアフラワーは存在自体がなかったのですが、薫子を演じる坂本千夏さんの要望で薫子がキュアフラワーだったという設定が生まれたということが、『プリキュアオールスターズDX Blu-ray BOX』の特典映像の声優座談会で明かされています。
坂本千夏さんの要望がなければキュアフラワーという存在は生まれなかったでしょう。