『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の公開記念舞台挨拶が5月13日(土)、TOHO シネマズ 日比谷 (東京都千代田区)で開催された。
舞台挨拶には、メインキャストの花澤香菜さん(常守朱役)、関智一さん(狡噛慎也役)、野島健児さん(宜野座伸元役)、佐倉綾音さん(霜月美佳役)、山路和弘さん(雑賀譲二役)と塩谷直義監督が登壇。シリーズ最新作となる本作の公開を迎えた喜びを語った。
ここではそのオフィシャルレポートを紹介していく。
〈以下、原文ママ〉
『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』がついに全国公開となり、最新作を待ち侘びていた観客の興奮が冷めやらぬなか、花澤香菜、関智一、野島健児、佐倉綾音、山路和弘、塩谷直義監督が登壇。2012年のTVアニメ一期の放送開始から約10年が経ち、作品愛が溢れた声優陣と監督らが、本作公開の喜びを語りました。今後ますます多くの人へ届くよう期待と、観客へ感謝の言葉を述べ、大盛況のうちにイベントは幕を閉じました。
花澤香菜:試写で観たときには、胸がいっぱいになってしまって10年間、朱ちゃんと歩んできた道のりを思い出して自然と涙が溢れてきてしまったんですけど、二回目、昨日大きいスクリーンで観た時はもっともっと色々なことを発見できました。エンディング・テーマの「当事者」の歌詞が、聞けば聞くほど染みてくるので、最後まで楽しんでいただければと思います。
関智一:今作と、(2019年に放送の)TVアニメ三期で、狡噛と朱の話はひと段落しているのですが、まだ朱がこの後どうシビュラシステム挑んでいくのか、どういう風に世の中が変わっていくのかというところが気になってくるかと思います。皆さんの応援があれば、また新しい「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズも観られるのではないかと思いますので、是非映画をたくさん観ていただいて、たくさん楽しんでいただいて、今後も応援していただければと思います。
野島健児:現状、日常で色んな問題があったりするなかで、本作は未来の作られた物語なのに、今とリンクしているところが面白いと感じています。一回観ただけでももちろん面白いんですが、僕は体感上、二回観たほうが面白かったです。そしてもっともっと観たほうが、また新しい発見があるかと思いますので、何回でも劇場に足を運んでください。
佐倉綾音:「PSYCHO-PASS サイコパス」を10年間追いかけてきた方こそ、楽しめるような作品にもなっていると思います。是非劇場のスケールで、この映像美を楽しんでいただきたいですし、もしお時間が許せば、何回か観に行っていただいて、新しい発見を見つけていただけたら嬉しいなと思います。
山路和弘:もうだいぶ前ですが、初めて朱ちゃん(花澤)と接した時に、何も知らないお嬢さんという感じだったんです。それからずっとあの印象が残っていたのですが、別の現場で会ったときにはすごくしっかりした大人の女性という感じで、素晴らしい演技をされていて、本当に上手い子っているんだなとつくづく感心しました。花澤香菜にはやられました。
塩谷監督:この映画は常守朱、狡噛慎也、雑賀譲二と、みんながみんな思いや意志を持って生きております。先ほど花澤さんも仰っていましたが、エンディング・テーマを担当されたEGOISTさんが書いてくださった「当事者」という曲は朱の思いを込めて作っていただきました。もう映画を観終わった皆さんは朱の思いを受け取って、みんなの思いも感じていただいたので、皆さん自身が当事者になったと思います。また作品を応援していただければと思います。
◆映画情報
劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE
▼イントロ
人間のあらゆる心理状態を数値化し管理する巨大監視ネットワーク〈シビュラシステム〉が人々の治安を維持している近未来。あらゆる心理傾向が全て記録・管理される中、個人の魂の判定基準となったこの計測値を人々は「サイコパス(PSYCHO-PASS)」の俗称で呼び習わした。
犯罪に関する数値〈犯罪係数〉を測定する銃〈ドミネーター〉を持つ刑事たちは、罪を犯す前の〈潜在犯〉を追う。
2012年にスタートしたオリジナルTVアニメーション作品『PSYCHO-PASS サイコパス』。10周年を迎えたシリーズ最新作であり集大成となる本作は、劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』と第三期TVシリーズ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』をつなぐエピソード。これまで〈語られなかった物語〉がつむがれる。
常守朱と狡噛慎也、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフをつなぐミッシングリンク。変わりゆく時代の中で、人々が貫く正義とは――。
▼ストーリー
2118年1月。公安局統括監視官として会議に出席していた常守朱のもとへ、外国船舶で事件が起きたと一報が入った。同じ会議に出席していた厚生省統計本部長・慎導篤志とともに現場に急行する朱だったが、なぜか捜査権は外務省海外調整局行動課に委ねられていた。船からは、篤志が会議のゲストとして呼んだミリシア・ストロンスカヤ博士が遺体となって発見される。事件の背後には、行動課がずっと追っていた〈ピースブレイカー〉の存在があった。博士が確立した研究……通称〈ストロンスカヤ文書〉を狙い、〈ピースブレイカー〉の起こした事件だと知った刑事課一係は、行動課との共同捜査としてチームを編成する。そこには、かつて公安局から逃亡した、狡噛慎也の姿があった――。博士が最後に通信した雑賀譲二の協力を得て、文書を手に入れるべく出島へ向かった一係だったが……。
〈ストロンスカヤ文書〉を巡り、予想を超えた大きな事件に立ち向かっていくこととなる朱と狡噛。その先には、日本政府、そしてシビュラシステムをも揺るがす、ある真実が隠されていた。ミッシングリンクをつなぐ〈語られなかった物語〉が、ついに明らかになる――。
▼キャスト
- 常守 朱:花澤香菜
- 狡噛慎也:関 智一
- 宜野座伸元:野島健児
- 六合塚弥生:伊藤 静
- 唐之杜志恩:沢城みゆき
- 霜月美佳:佐倉綾音
- 雛河 翔:櫻井孝宏
- 須郷徹平:東地宏樹
- 花城フレデリカ:本田貴子
- 雑賀譲二:山路和弘
- ドミネーター:日髙のり子
- 慎導 灼:梶 裕貴
- 炯・ミハイル・イグナトフ:中村悠⼀
- 舞⼦・マイヤ・ストロンスカヤ:清⽔理沙
- 甲斐・ミハイロフ:加瀬康之
- 慎導篤志:菅⽣隆之
- 砺波告善:大塚明夫
▼スタッフ
- 監督:塩谷直義
- 構成:冲方 丁
- 脚本:深見 真、冲方 丁
- キャラクター原案:天野 明
- キャラクターデザイン・総作画監督:恩田尚之
- 色彩設計:鈴木麻希子
- 美術監督:草森秀一
- 3DCGI:GEMBA
- 撮影監督:荒井栄児
- 編集:村上義典
- ベースド・ストーリー原案:虚淵 玄
- 音楽:菅野祐悟
- 音響監督:岩浪美和
- アニメーション制作:Production I.G
- 制作:サイコパス製作委員会
- 配給:東宝映像事業部
- 主題歌:「アレキシサイミアスペア」凛として時雨(Sony Music Labels Inc.)
- エンディング・テーマ:「当事者」EGOIST(SACRA MUSIC)
▼『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズ ノンクレジット OP/ED 一挙公開中
https://www.youtube.com/playlist?list=PLipXal3ZZgwTElQnrGIf7bAR5mKGbqPv-
▼公式サイト
▼公式Twitter
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