◆当たり前だけど意外とできない?相手の許可なく突然体に触れる

  想いを寄せる相手に触れたいと思うのは自然なことであり、「もっと見てほしい!」「近づきたい!」という意思表示でもあります。

 自然な流れでボディタッチをしたり、男性であれば想い人の肩に腕を回したり、頭をポンポンと撫でたりするのではないでしょうか?

  強引さはないものの、このように触れることは相手にドキドキ感を与えられるため、距離を縮めることができるでしょう。しかし、相手との関係性などを意識せずに行ってしまうと「え、いきなり何……?」と、相手に戸惑いを与えてしまいます。

 『となりの怪物くん』の作中では、春が相手とのパーソナルスペースが少しおかしなところがあるため、突然、肩に腕を回したり手を握るなど相手の体に触れることが何度もありました。雫も少しズレた考えを持っていたこともあり、互いに相手との間に壁がないような特別な距離感を感じていたのかもしれません。

 ですが、筆者は夜職を続けていたとき、急に触れられて不快感を覚えた経験があります。

 お酒の席ということもあり多少のことは耐えていたものの、当然のように肩に腕を回されることや足を触られていたのです。

 この程度であれば我慢できましたが、ひどい場合であると……酔いすぎたお客さんにドレスの中に手を入れられかけたり、脱がされそうになったことも何度かありました。そのときはさすがに怒ってしまいましたが──。

 筆者のような経験をするような人はあまりいないでしょう。それに、相手も同じように好意を抱いてくれているのであれば、ボディタッチや肩に腕を回すことも、相手を怒らせたり、警戒心を抱かせることもありません。

 人によっては、触れることで一気に距離を縮めることができると考えているかもしれません。ですが、好意が一方通行である場合は、相手には不快感を与えて嫌われる可能性もあるのでオススメはできません。

 大切なのは、想い人の体に勝手に触れる前に、相手がどのように想ってくれているのか知ること。自分の好きという想いだけで行動してしまうと警戒されるため、簡単に相手の体に触れることは避け、意識しすぎるくらい相手を気遣うことも大事です。

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