◆特別な「喜びや優しさ」を与えてくれる
誰かから喜びや優しさを与えられることは嬉しく、その優しさが「自分だけ」ということが分かると、相手を意識するきっかけになるでしょう。
さらに、相手が一途な想いを抱いていると、ほかの人にはそれほど優しさを与えることはしません。
『山田くんとLv999の恋をする』では、幼少期のできごとから秋斗は女性に苦手意識を持っており、誰かに愛想を振りまくようなことはしませんでした。
しかし、ヒロインの茜だけには、一途な想いや特別な優しさを向けるシーンが何度もありました。
秋斗のように、普段とは違った想いを感じられると、受け取る側はもちろん喜びを感じてしまいます。
特に女性は周りの対応と異なる特別扱いを好むため「なんだか違うよね……?」「わたしのこと好きなのかな?」というように、たとえ好きでない相手に対してもドキドキしてしまうことがあります。
夜職を10年ほど続けていた筆者も、特別な優しさに思わずドキドキしたことが何度もありました。
筆者が働いていたお店は、女の子の優先順位が少し低く、お金を持って来てくれるお客さんであれば誰でも……というときがあったのです。
そのため、人相が悪い人や、キャバクラというお店を理解しておらず「キャバクラなんて風俗と変わりないでしょ?」なんて言うお客さんが一時期たくさんいました。
そんなとき、仲良しのボーイがお客さんを警戒していたことにプラスして、筆者のことをよく見てくれていたのです。
業務の待機中に優先して先に席に着かせてくれたことや、「1回席付けなきゃいけないから付けるけど、あのお客さんお触りとか服脱がそうとやばいから即外すねっ!」ということが何度もありました。
ほかのキャストは長い時間、嫌なお客さんの席に付いていたこともあり、筆者のことを想っての優しさに特別さを感じたことがありました。「
ですが、わざとらしさが見える特別扱いは、場合によっては「いやらしい」と思われてしまうことがあり限度が大切といえます。
また、好きではない異性からの特別扱いは相手の迷惑にもなりかねないため、しっかりと相手の気持ちや反応などを見て行わなければ嫌われるかもしれないので注意が必要です。
特別扱いをするときは、さり気ない優しさを見せることが大切でしょう。