自分のことを「ニンジャ」と称し、時代劇の登場人物のような喋り方、屋内外問わずいつも裸足、学校に炊飯器を持っていくなど小説版では奇行がかなり目立つ、ホピパ(Poppin’Party)のベース・牛込りみ(cv 西本りみ)。
りみはベースはあまり上手くないですが、ライブでは飛び跳ねてベースを弾く姿が楽しそうに見え、ポピパの盛り上げ役として欠かせない存在です。
が、しかし、アニメ版のキャラ紹介では、臆病で引っ込み思案な性格と書かれているためアニメ版のりみは、小説版とかなりギャップの見られるキャラになるでしょうね。
ピンクの女の子らしいカラーのベースを可愛らしく弾く彼女の姿を、アニメ放送前からアニメーションPVを通してすでに目撃している人も多いでしょう。
ですが、ベースのカタチって、ギターとよく似ていて、見分けがつかない人も多いハズ。
そこでここでは、'17年1月のアニメ放映に先駆け、牛込りみの使用ベースを2回に分けて徹底解説。
第1回目は、ベースとギターの違いがわからない人向けにそれぞれの楽器の違いや、始めての楽器選びで失敗しないためのノウハウを、現在、主に妖精系インディーズアイドルのバックバンドで活動するギタリスト・ウバpさんのインタビューを交えてご紹介。そして第2回目では、ベースとギターの違いを理解したうえで、牛込りみ(cv 西本りみ)の使用ベースについて語っていきます。
『バンドリ!』や、りみに憧れて楽器を始めてみようかなと思った人は、はぜひ参考にしてみてください♪
【ピンクカラーが女の子の魅力をアップさせる、りみりんベースがESPより登場!!】
ベースとギターの違いとは??
ここでは、りみのベースを紹介する前に、ギターとベースの違いや、バンドにおけるベースの役割りについて解説していきます。
ベースとギターの違をわかっている人や、すでに楽器をプレイしている人は、本記事を読み飛ばして、牛込りみの使用ベースについてのページに移動するかウバpさんへのインタビューページへ飛ぶのをオススメします。
◆弦の本数がそれぞれ違う
写真のように、ベースとギターはカタチも似ていて、一見違いがわかりづらいです。音楽番組でも、その形状ゆえにギタリストとベーシストの区別がつかない人も多いでしょう。けど、写真をよく見ると、それぞれの違いに気づくハズです。
まず、決定的な違いは、張られている弦の本数。ギターは6本弦が張られていますが、ベースは4本とギターよりも2本弦の数が少ないですよね。
ギターは2本以上の弦を押さえ、異なる音を合わせたフレーズ、つまり和音を頻繁に奏でる弦楽器です。そのため、Fなどバレーコードと呼ばれる6本の弦を全て押さえるコードに難しさを感じ、挫折していく人も少なくありません。
しかし、ベースは、スタンダードなプレイにおいて、和音を演奏することは少なく、1本の弦を押さえて演奏する楽器です。ベースは弦の本数も少なく、1本だけ押さえればいいので一見簡単そうに見えますが、弦やネックはギターよりも太く、押さえるのに指の力をかなり使います。そのため、1本の弦を使うだけとはいえ、ポジション移動する際、慣れるまで時間がかかるといえます。特に手の小さな女の子はちょっと苦戦するかもしれません。
(ギターには7弦、12弦ギター、ベースには5弦、6弦ベースなどもあり、これらは主にプロのミュージシャンが使用している)
バンドにおけるベースとギターの役割り
前項で、ギターは弦が6本張ってあり和音を演奏する弦楽器、ベースは単音弾きがメインの楽器と書きましたが、バンドのアンサンブルを形成するにおいて、それぞれどのような役割りを担っているのでしょうか?
まず、ギターはバンドの高音域を主に担当し、ボーカルとほぼ同じピッチで、ピアノやキーボードと同様に、主旋律を奏でる楽器です。ギターソロでは、単音メインで弾くことが多く、人前で目立ちたければギターをプレイするのがオススメです。
一方ベースは、リズム隊と呼ばれ、ドラムと同じくバンドのリズムを安定させる役割りを持っています。
ギターは主旋律を奏でる高音域を出す楽器なら、ベースは低音パートを任された楽器であり、ギターと同じコードを奏でてはいるものの、ピッチはギターよりも低く重々しい音を発します。
合唱で例えるなら、ソプラノやテノールがギター、バリトンやバスがベースに当たります。ギターはバンドの花形的存在ですが、ベースは縁の下の力持ちといったとこでしょう。
ベースが目立たないような書き方をしてしまいましたが、ベースの音はドラムと共に、バンドの土台として重要視されており、バンドの要として重宝されています。重要なポジションとして扱われているベースですが、意外にもにもベーシストは少なく見つけるにも一苦労。凄腕ベーシストは、いろいろなバンドから声をかけられ、常に争奪戦の対象として見られています。
ギタリストは山ほどいますが、ベーシストは少ないため、長く音活をやっていくのでしたら、ベースを始めるのもひとつの選択かもしれません。