アニメ『咲-Saki-』の真のヒロインというべき存在である原村和(はらむら のどか)!
物語の主人公、宮永咲(みやながさき)が所属する清澄高校麻雀部の仲間であり咲の親友でもあります。
和は麻雀が老若男女に愛されている世界で、咲や麻雀部の仲間達と共に麻雀のインターハイで全国一を目指します。
天使のようにかわいらしい雰囲気、抜群なスタイル、制服のスカートとニーソックスが作り出す魅惑の絶対領域、いい匂いのしそうなピンク髪!
なんといいますか萌えずにはいられませんね! まさに天使です!
……。
また熱くなってしまいました。
和の魅力は天使のようなルックスだけではないです。
内面もまた魅力的で、天使のような面はもちろんおしとやかな雰囲気からは想像できない強さやかっこよさも持っています。
そこで今回は和の内面的なかわいさに迫っていきます!
この記事を読めばあなたも和のかわいさに魅了されることでしょう。
仲間を支える優しい天使
和は優しい子です。和の優しさが現れているシーンがいくつかあります。
例えば、所属している麻雀部員唯一の男子である須賀京太郎(すがきょうたろう)が男子個人戦※で敗退し落ち込んでしまったのを見て、自分の弁当をおすそ分けします。(1期21話)
※麻雀のインターハイは女子と男子で別れています。
また、中学生の時からの友人である片岡優希(かたおかゆうき)が女子個人戦で思うようにいかず落ち込んでいる時に優しく励ましました。(1期22話)
そして、和の優しさを語る上で欠かせないシーンが次に挙げる1期最終回のシーンです!
県予選団体戦決勝戦で戦った強豪校の面々との合同合宿中に、咲は家庭の事情で離ればなれになった姉である照が妹(咲)の存在を否定する発言をインタビュー中にしたことを耳にして大きなショックを受け合宿所を飛び出します。
そんな咲を見た和は、咲を追いかけます。
追いついた和は、咲から咲は麻雀を通して照と会話できるということを信じ全国大会を目指していたことを聞きます。失意の咲を見た和は咲の気分転換のために咲を近くの神社に連れて行きます。
そして、咲や仲間達と共にいつまでも麻雀をやりたいという思いを打ち明けます。それにより咲は立ち直ることができました。
このように和は持ち前の優しさで麻雀部の仲間を支えています。
前述した中でも咲を立ち直らせるシーンは和の優しさが一番現れている名シーンです。
和の仲間を支える姿はまさに天使ですね。
咲を“叱咤”そして“激励”
そんな優しい和ですが、時にはあえて厳しく咲を叱咤激励します。
例えば、清澄高校麻雀部部長である竹井久(たけい ひさ)の策略により咲と和は久の知り合いのプロ雀士である藤田靖子(ふじた やすこ)と対局しました。(1期4話)靖子は咲と和に圧倒的な力を見せつけます。
さらに靖子は自分よりも強い子が県予選に出ることを咲と和に教え、それを聞いた咲は全国大会へ行くことを諦めてしまいそうになります。
「何を言っているんですか?全国に行かなきゃダメって言ったのはあなたでしょう。一回負けたくらいでメソメソしないでください。私達は行くんです!全国に!」
「まだ県予選まで10日あります。この10日で誰よりも強くなればいいんです!」
(アニメ『咲-Saki-』1期4話よりセリフを引用)
そう和は咲を叱咤激励し奮い立たせました。
和の叱咤激励は厳しいですが咲を思ってのことであり、その厳しさの中にも優しさも見え隠れします。
「県予選までに強くなればいい」という部分はポジティブであり、その上落ち込んでいる咲にどうすればいいかということを示していて彼女なりの思いやりが感じられます。
また、咲と共に全国へ行きたいという強い気持ちの現れでもあります。
このように咲を叱咤激励する姿もまた魅力的です。
ちなみに筆者は辛いことがあった時に前述した和の名言を聞くことで勇気を貰っています。
どんな状況でも負けない強さ
和はどんな状況でも折れない強さを持っています。
県予選団体戦決勝副勝戦でも和のどんな状況でも折れない強さを感じるシーンがあります。
『咲-Saki』は能力バトル系としての要素も存在する作品であり、特殊な能力を活かして麻雀をうつキャラクターが出てきます。
鶴賀学園麻雀部の東横桃子(とうよこ ももこ)もその1人で、存在が気薄であることを活かして対局者の意表を突きます。(1期14話~15話)
そんな桃子に他の対局者が困惑しますが、和はネット麻雀で身に着けたデジタルでのうち方を貫くことと能力というオカルトを信じない頑なさにより桃子に屈することなく戦う事が出来ました。(1期15話)
このように和はどんな状況でも折れない強さを持っており、それもまた魅力の1つです。
和はかわいさだけでなくこのようにかっこいい一面も持っています。
和は優しさと厳しさ、そしてどんな状況でも折れない強さを持っていて、それを活かして主人公咲を始めとした麻雀部の仲間を支える魅力的なヒロインです。
和のように折れない強さが欲しいと思った人や自分も和に叱咤激励されたいと思った人も多いかと思います。
原作コミックス16巻の発売、3つのスピンオフ作品が現在連載中、実写化とちょうどシリーズが盛り上がっている今こそ『咲-Saki-』に触れてみる時です!
今回挙げた和に魅力を感じるシーンは一例に過ぎません。
2期である『咲-Saki-阿知賀編episode of side-A』、3期である『咲-Saki-全国編』でも和は重要なポジションにいます。
もし『咲-Saki-』に興味を持って1期を見て面白いと感じたら2期と3期、そして原作にも触れてみることをオススメします!
また、和の他にも主人公咲を始めとした魅力的なキャラクターが登場します。自分のお気に入りのキャラクターを見つけるのも『咲-Saki-』の楽しみです。
イチファンとして『咲-Saki-』ファンが増えること、新たにファンとなった人が、お気に入りのキャラクターを見つけより『咲-Saki-』を好きになること、そして、アニメの新作が製作されることを切に願います。
(Text/蒼井大地 Edit/佐倉璃紗)
©小林 立/スクウェアエニックス・咲全国編製作委員会