『世話やきキツネの仙狐さん』を観ている皆さまにお聞きしたい事がございます。えっとですね――、
「神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)は、大好きですかあああッー!!」
はい! そうですよね! 満場一致で「大好きですッー!!」との大声が筆者の耳にビシビシと伝わってきました。あと一部で「大好物ですッー!!」との声もありますね(妄想)、皆さまありがとうございます。
いや~、仙狐さん可愛すぎますよねッ!! 4月10日から放送が開始され、多くの視聴者が、仙狐さんの「存分に甘やかしてくれよう!」にハートをキャッチされ、キュア(癒す)されてしまうという事態になっております。料理に洗濯、掃除と何でもお任せあれ! 主人公の中野君のアパートに押しかけて来た世話やきな仙狐さんに、若手会社員の中野君はぐいぐいと甘やかされてしまう。ブラック企業勤めによる心の疲れはみるみる浄化され、中野君の自宅には、仙狐さんと過ごすほっこりしたくつろぎタイム(膝枕とか耳かきetc.)や、もふもふタイム(狐の尻尾とか狐耳とかetc.)が満ち溢れているという。
観ているこちら側も気持ちがとても癒されますよね。そう、癒されるんですが……、いやこれ!! 中野君が超うらやましすぎるんですけどッ! なんで俺の側に仙狐さんはいないんだあああッー!!
はい、というわけでですね、仙狐さんと楽しい一時を過ごす中野君が超うらやましすぎるので、個人的に「中野君がうらやましいッ!!」と思った場面を誰かに打ち明けたい、共有したい衝動に駆られてしまったわけなのです。ちまたではうらやましすぎて血の涙を流している方もいるとかいないとか。分かりますよ、その気持ち……! では気を取り直して「中野君がうらやましいッ!!」シーンをいくつか振り返っていきましょう!
第1話より仙狐さん手作りの晩ご飯を食べるとこ
深夜アニメでの飯テロは絶大な力がありますよね。それが仙狐さん手作りの煮物やお味噌汁、そして土鍋ご飯ならなおさらです。主人公の中野君も思わず「旨そう」と呟いてしまうほどの破壊力。
さらに仙狐さんと一緒に食事するというメインイベント付き。
仙狐さんがご飯をもぐもぐと美味しそうな笑顔で食べるたびに、ふりふりぴょこぴょこと狐の尻尾と狐耳が揺れ動きます。やばいほど可愛いです。中野君はその姿を、ちゃぶ台を挟んで向かい合って眺めているのです。なんてうらやましいッ! そして2人で囲う食卓風景がキラキラと無数の優しい光に満ち溢れていくのです。とても優しい光なのですが、筆者の目にはとても眩しくうつります。くっ! うらやましいッ!!
第1話より仙狐さんの尻尾をもふもふするとこ
これは外せませんよね! 仙狐さんの「もっと遠慮せずに甘えてよいのじゃぞ」に、中野君がお願いした「尻尾を触ってみたい」という言葉。仙狐さんは戸惑いつつも「仕方ないのぅ」と承諾します。そこから中野君による中野君のための尻尾もふもふタイムが始まります。
触ってる手がもふっと埋もれ包まれるほどのふわふわ感。そして絹のように艶やかでなめらかな肌触り。その触り心地は中野君いわく「実家の猫を撫でている感じで、我を忘れて」と、夢中になってしまうほど。くっ! うらやましいッ!!
第2話より 膝枕耳かきと、狐耳をもふもふするとこ
耳かき天下一の名をほしいままにしたという仙狐さんに、膝枕で耳掃除をしてもらう中野君。仙狐さんの吐息が聞こえる近さ、膝のぬくもりや尻尾のもふもふ、耳を掻く静かで心地いい音。最初、犯罪臭が漂う感じと身を強ばらせていた中野君ですが、みるみるうちに表情が和らいでいきます。その心地よさは、会社勤めで殺伐とした中野君の心にキレイな花たちが咲き誇るほどです。
「はっ、花がッ!? し、信じられん! 仙狐さんの耳かきで、枯れかけた中野君の心が再生されている! お花という描写でッ!」と観ていて思わず、『ジョジョの奇妙な冒険』第1部のツェペリ男爵風につっこんでしまいました。それはさておき、当の中野君は「こんな時間がずっとつづけばいいのに」と、とても癒された表情で思うのでした。これはもう、うらやましい以外に何がありますでしょうか。それにですよ、この耳かきの後、仙狐さんの耳をもふもふするという大イベントがあるという。もう至れり尽くせりです。くっ! うらやましいッ!!
他にも添い寝など、まだまだ沢山あります。って、まだ放送開始から間もないというのに、うらやましい場面が多すぎる!! これからどんな仙狐さんの世話焼き甘やかし系シーンが待ち受けているのか、想像するだけでも身が悶えてしまいます。そして、主人公である中野君に、うらやましいッ!! と何度身を焦がしてしまうんでしょうか。うう、ちょっとそれってなんだか辛いような……。
でも、ブラック企業勤めで真面目に仕事を頑張る中野君に、そんな幸せがあっても良いですよね。中野君が一生懸命頑張っているからこそ、仙狐さんは存分に甘やかしてくれるし、いたわってくれる。それに、中野君をうらやましいと思うのは、可愛い仙狐さんにお世話されている以外にも思うところがありまして……。
その、家に帰ると仙狐さんがいつも世話してくれるその時々で、中野君がふと「家に帰ると温かいご飯があって」「誰かと一緒にご飯を食べて」など、そうした何気ない忘れていた幸せに気づくところや、朝会社に行く時に仙狐さんからの「無理はするでないぞ」の言葉に素直に喜んだあと、どこか誇らしげに「行ってきます」と張りのある声を出すところとか。そのときの表情がとても良い顔色で。ブラック企業に行くことは変わらないのに、それでも誰かに優しく背中を押され送り出されることは、こうも幸せなことなんだなあ、と観ていてついほろっと感じてしまったり。独り身の中野君だからこそ感じる、誰かと生活を共にすることの幸せ。うん、中野君がうらやましいです。まあ筆者も独り身だからついそんな事を強く感じてしまうのかも知れません、ははは……。
――さてさて、『世話やきキツネの仙狐さん』はまだまだ始まったばっかり。これからも仙狐さんの世話やき甘やかし上手なシーンが楽しみですね。そして世話されている中野君に、うらやましいッ!! とついつい嫉妬しそうになりますが、そこはちょっと抑えて、ほわっと温かい気持ちで見守っていきたいところです。
でも……、う~ん……、仙狐さんみたいなパートナーが、自分のところにも押しかけてきてほしい……。
ううッ!! やっぱり―、「中野君がうらやましいッ!!」(嫉妬心)。
(Edit&Text/おみくじ)
◆Check!!
©2019 リムコロ/KADOKAWA/世話やきキツネの仙狐さん製作委員会