2019年秋アニメ『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』(以下、慎重勇者)は“独特”な主人公が登場することで人気を集めています。
アニメの主人公と言えば「なんとかなるさ」って感じでドンドン事件に突っ込んでいく系が多いですが、『慎重勇者』のタイトルにもある通り、主人公である竜宮院聖哉は何事にも慎重なのです。
・敵への対策が完璧になるまで戦いは挑まない
・敵と直接戦わずに倒せるなら直接戦わない
・敵が死んでも復活の可能性を潰す為チリも残さず破壊する
・自分以外の全ての人間を疑う
・冒険でレベルを上げずに安全な神界で筋トレをする事でレベルを上げる
・道具の購入の際は、スペアとスペアのスペアを用意する
・どんな状況に陥っても打開できる手段を用意しておく
などなどその慎重さは病的なほど!
しかし、聖哉が慎重なのは彼の元来の性格ではありません。過去にあった出来事が原因で慎重な行動を心がけるようになったのです。今回はその聖哉の過去を説明していきます。
聖哉が慎重なのは過去の失敗が原因
昔の聖哉は慎重な性格と正反対の性格をしていのです。それはどんなことも気合でなんとかなる、猪突猛進で、向こう見ずな性格でした。
彼の決め台詞に「レディ・パーフェクトリー、準備は完全に整った」があります。このセリフが今の彼を表しているとすると、昔の彼の決め台詞「ガナビー・オーケー、何とかなる」は過去の彼の性格を表しているのでしょう。
昔と今で、これほど性格が違う原因は、冒頭でも述べたように過去の失敗にあります。
聖哉は過去の勇者召喚での自身の性格が原因でパーティーを全滅させ、最愛の人を死なせてしまい、世界が滅亡したことがあるのです。聖哉は勇者として召喚されていたので、元の世界に戻っただけですが、その失敗は記憶を消されたとしても性格が変わる程でした。
仲間、恋人、世界、それら全てを守れなかった後悔から今の慎重な性格になったのです。