『戦翼のシグルドリーヴァ』は、A-1 Picturesが送る今秋より放送のオリジナルアニメ作品。
制作スタッフ陣にはヒット作を生み出してくたクリエイターたちが起用され、話題になっている今季の注目作でもあります。
<画像引用元:https://sigururi.com/special/gallery/ より引用掲載 ©戦翼倶楽部 / 909整備補給隊>
シリーズ構成・脚本は『Re:ゼロから始める異世界生活』の長月達平氏、キャラクター原案に『魔法少女リリカルなのはVivid』の作画を手掛けた藤真拓哉氏、世界観設定・設定考証には『ガールズ&パンツァー』をはじめとした数多くの作品でミリタリー要素を監修してきた鈴木貴昭氏を擁し、気合の入った布陣となってますね。
本記事では、そんな『戦翼のシグルドリーヴァ』の魅力に迫っていきたいと思います。
◆『戦翼のシグルドリーヴァ』はこんなストーリー
地球に突如として現れた「ピラー」と呼ばれる敵性存在に対し為す術もない人類の前に、「オーディン」を名乗る神が現れます。
オーディンは自らの加護を受けた「戦乙女(ワルキューレ)」と呼ばれる少女たちとその翼・英霊機を授け、ピラーに対応する手段とし、存亡をかけた空の戦いが始まりました。
それから数年間に渡り世界中で人類とピラーの戦いは続き、日本でも終結の気配は見えず、霊峰富士にそびえ立つピラーを相手取る極東の国に、欧州から訳アリのエースパイロットが着任し……。
――以上が本作のあらすじです。
巨大な塔を相手に戦闘機に乗り込み戦う少女を描いた作品というと、『SHIROBAKO』の劇中劇である第三飛行少女隊を連想しますね。近年では『ガーリー・エアフォース』が近い設定を持った作品でしょうか。
同様の雰囲気を持った『ガーリー・エアフォース』はアニメの評価がイマイチ伸びず、続編制作が現実的ではないと見られていますが、本作は果たして…?
放送期間が1クールのオリジナルアニメとしては設定がやや壮大な印象を受けますが、続編への展望を残しつつキレイに終わることができるのかがポイントになりそうです。
◆『SAO』シリーズで神作画連発のA-1 Pictures、しかし…
夏季クールでも『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』で神作画を連発してきたA-1 Picturesですが、藤真拓哉氏のキャラクターデザインとあまり相性が良くないイメージがあります。
藤真氏作画の『魔法少女リリカルなのはVivid』の制作もA-1 Picturesが手掛けていた訳ですが、その際には大人陣のキャラクター作画が随分幼い印象を受けました。
<画像引用元:https://sigururi.com/special/gallery/ より引用掲載 ©戦翼倶楽部 / 909整備補給隊>
<画像引用元:https://sigururi.com/special/gallery/ より引用掲載 ©戦翼倶楽部 / 909整備補給隊>
特に欧州からのやってきた金髪の少女、クラウディア・ブラフォードについては、藤真氏の作画の方が大人びた雰囲気を感じます。
PVを見た限りでは演じる山村響さんの声とビジュアルもよくマッチしており、細かい性格の描写などで大きく印象が変わるのではないでしょうか。
とはいえ、何とっても戦闘機をモチーフにしている以上、重要なのは戦闘のスピード感。
『SAO』シリーズや機械戦闘がふんだん『ダーリン・イン・ザ・フランキス』でも迫力のある戦闘描写を届けてくれた同社ですから、心配は不要でしょう。
――夏季クールではP.A.WORKS作のロマン溢れる『天晴爛漫!』に毎話ドギマギしてかじりついていましたが、本作はどうなるのでしょうか。
オリジナル作品は良くも悪くも先が読めず、ワクワクが止まりませんね。
ぜひ、本作を視聴してそんな高揚感を味わってみませんか。
(Edit&Text/叶梢)
オリジナルアニメーション「戦翼のシグルドリーヴァ」公式サイト
©戦翼倶楽部 / 909整備補給隊