◆町を守る、正義の闇属性ヒロイン!?『まちカドまぞく』より吉田優子（シャミ子）
＜画像引用元：https://www.tbs.co.jp/anime/machikado/story/story10.html ©伊藤いづも・芳文社／まちカドまぞく 2丁目製作委員会＞
吉田優子はある日、闇の一族「まぞく」として先祖返りをおこし、角と尻尾が生えてしまった女子高生。ウェーブがかった長い茶髪の頭には山羊のような角が生えており、腰からは先端がハート型になっている黒い尻尾が生えています。
平均よりも少し小柄で病弱な優子にとって角は重いらしく、「鉄アレイがダブルでついているよう」とぼやいていました。
母から吉田家は闇の一族の末裔であると知らされた優子は、母から勝手に決められたシャドウミストレス優子（以下、シャミ子）という活動名で、まぞくとしての活動を始めることに……。一族にかけられた呪いを解くため、宿敵である光の一族の巫女「魔法少女」を倒すという宿命を与えられました。
ですが運動はもちろん勉強も苦手、真面目な性格で努力家ですが、かなりドジでおばかキャラのシャミ子は、魔法少女の桃に事あるごとに助けられ、借りを作る関係になってしまいます。そんな奇妙な関係の2人は、ともに行動しているうちに深い関係になっていき信頼関係が芽生えます。
桃を含め、さまざまな出会いや経験からシャミ子は成長し、この町の魔法少女を倒すという当初の目標から、2期第6話では「この町を守ること」という大きな目標へ変わっていきました。
2期第11話では魔法少女・ミカンの呪いを解くため、「弱くても、頭が悪くても、センスがなくても、この町でわたしにしかできないことがある！」と立派な意志を見せ、行動するほどに。
おばかでドジっ子なシャミ子が、空回りしながらも目標のために頑張り、立派に成長していく姿には思わず、「頑張れ！」と声をかけてあげたくなります。
魔族が魔法少女と奮闘する物語とだけ聞くとシリアスなバトル物にも思えますが、本作は本人たちの日常生活を描いた、独特のゆるい雰囲気が面白いコメディ要素の多めなアニメ。さくっとみられるので夏休みの間にぜひ、1期から一気見してシャミ子が頑張り成長していく姿を見守ってください！
平均3ヶ月に1度は仕事の関係で引っ越しを行う住所不安定ライター。夏は海辺、冬は雪山で過ごしつつ執筆を行なっている。好きなものはアニメと音楽と旅。好きな曲を流しながらのドライブと、全国各地のカフェ巡りやアニメの聖地巡礼が趣味。大手出版社のアウトドアメディアでも原稿を執筆中。
