<この記事にはTVアニメ、原作漫画『SPY×FAMILY』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
『SPY×FAMILY』ではフォージャー家のお隣に新しく老夫婦のオーセン夫妻が引っ越してきましたが、ファンの間ではこの夫妻が重要人物になるのではと考察されています。
なぜ、そのような考察がされているのか、オーセン夫妻の初登場やその後の活躍から理由を探っていきましょう。
◆フォージャー家のお隣に越してきたオーセン夫妻とは?
オーセン夫妻の初登場は「MISSION:90」です。アーニャとヨルがボンドの散歩に出たところ、迷子になったオーセン夫妻の夫のジークムントと出会います。
彼は引っ越してきたばかりで家が分からず、アーニャとヨルは彼と一緒に家を探し始めました。その後、ボンドの活躍もあり無事に家までたどり着いたところ、アーニャたちの隣の部屋へ越してきたお隣さんだと発覚したのです。
一見、何の変哲もないように見えますが、話の中で彼が「ユーリカ!!(わかったぞ)」と発言しているシーンがあり、このことから彼が重要人物になるのではと考察され始めました。
「ユーリカ」という言葉は古代ギリシア語に由来しており、発見や発明した際の喜びを表す感嘆詞として使われています。
古代ギリシア語といえばラテン語と並ぶ古語の一つであり、古語といえばアーニャの出生に関わっている事柄の一つです。このことから、彼はアーニャの出生に関わってくるのではという考察が浮上しました。
この言葉は、古代ギリシア・ローマの第一級の科学者と言われているアルキメデスが発言したことで知られています。
このことからジークムントもアルキメデスのように科学者であり、「プロジェクト<アップル>」と関係しているのでは、という考察も浮上したのです。
◆夫のジークムントが重要人物に? 「MISSION:92」で分かったこととは?
初登場からさまざまな考察を生んだオーセン夫妻ですが、「MISSION:92」でさらにその疑惑が深まりました。
この話ではフォージャー家がオーセン夫妻の家へ親睦を兼ねて遊びに行きます。そこで世間話を交わしていくうちに、ジークムントが大学で神経学を専門に教えていたことや古語に詳しいことが判明したのです。
神経学といえば脳を取り扱うため、彼がIQの高い動物を生み出そうとした「プロジェクト<アップル>」と関わりがあっても不思議ではありません。
さらに、この組織のメンバーはアーニャが研究施設へいたころの回想に登場していたことから、彼はアーニャがいた研究施設とも関わっていた可能性が考えられるでしょう。
もともと初登場時から「プロジェクト<アップル>」と関わりがあるのではと考察されていましたが、よりこの考察の信憑性が高まりました。
また、古語に詳しいことは「ユーリカ」の考察でも述べたとおり、アーニャの出生に関わっています。
彼は初登場のときから古語と何らかの関わりがあると考察されていましたが、「MISSION:92」で古語に詳しいことが確定し、先の考察と同様にアーニャの出生に関わっているという考察の信憑性が高まったのです。