ダミアンをかばうアーニャにキュン！後半はヨルがイーデン校に忍び込む「初のアニメオリジナル！」TVアニメ『スパイファミリー』第19話【最新話レビュー】
◆初のアニメオリジナル！ヨルがイーデン校に忍び込む！
遅刻や忘れ物も懲罰の対象となってしまうイーデン校。午前半休になったヨルは、アーニャの部屋で体操着を発見しました。このままでは、退学になってグレてしまうと恐れ、届けようと大慌てで外に飛び出します。
ところが、公共機関でどう行くのが早いか分からずオロオロするばかり。そんな焦るヨルの元に落ちてきた植木鉢。それを華麗な蹴りで元に戻したところでスイッチが入ったのか、暗殺者としての身体能力を駆使して小道を抜け、建物から建物へ……。そして、薄暗い倉庫を駆け抜け、明るい外へジャンプ！ かなりの高さから華麗に舞い降りるシーンにはハラハラしましたね！ この一連のアクションは、番組タイトル「母、風になる」そのもので必見です！
イーデン校に到着したものの、アーニャのクラスを探すのに一苦労。壁をよじ上っていたら噂の妖怪「蜘蛛女」と間違えられ、悲鳴をあげられてしまいます。目立たないように先生への変装も考えたヨルですが、生徒が集まってきてしまうのではないかと恐れて、その案は却下。想像のなかの先生姿はスーツに眼鏡でキメていて素敵でしたね。
運よく廊下を渡るアーニャに接近しますが、2人はお互いを探してすれ違ってしまいます。このコミカルなやり取りには作品らしさが満載です。無事に体操着を渡せたものの、その日、体育の授業はなし……。頑張ってここまで来たヨルに、アーニャに代わって「どんまい、はは」と言いたくなった視聴者も多いのではないでしょうか。
ヨルが学園に忍び込んでいたことは、同じく潜入中のロイドも気づいていました。自分を追って来たのではないかと疑い接触をはかりますが、事の次第を聞いて一安心。落ち込むヨルをランチに誘う姿は微笑ましかったですね。
初めてのアニメオリジナルでしたが、ヨルのアクションやロイドの潜入姿に加え、第4話で登場した動物たちと再会するなど、ファンにとって嬉しいシーンが盛りだくさん。大満足のエピソードでした。
──次回、「MISSION：20 総合病院を調査せよ／難解な暗号を解読せよ」。
ついに、ロイドの精神科医としての姿が見られそうな予感！ 難解な暗号は、今回と同じくアニメオリジナルでしょうか？ 何が飛び出すのか翌週が待ちきれませんね！
〈文/mizuno 編集/水野ウバ高輝〉
