<この記事には、TVアニメ『SPY×FAMILY』と原作マンガ『SPY×FAMILY』のネタバレが含まれます。ご注意ください>

 前回、ロイドの妻の座を狙うフィオナをテニス対決で撃退したヨル。だけど、ロイドに捨てられるという不安は尽きなくて──!?

 「MISSION24:母役と妻役/ともだちとかいもの」の前半はロイドとヨルのデート。しかし、スパイとして百戦錬磨のテクニックもヨルには通用せず……!? 初めて語られる<黄昏>の幼い頃の想い出も必見です!

 後半は、アーニャとベッキーが貸し切り高級デパートでお買い物。アーニャたちのファッションショーや笑顔にキュンキュンしますよ!

◆母は強し!やっぱりフォージャー家にはヨルが必要

 おっとりしながらも、殺し屋として身体能力の高いヨルですが、フィオナとの一件があって以来ぼんやりしがち。街灯に頭をぶつける様子に、ご近所さんが「旦那の浮気疑惑」を噂し始めます。それを聞いたロイドは、当局やユーリへの通報を恐れて手を打ちます。フランキーにアーニャとボンドのシッターを頼み、ヨルと2人でお洒落なバーへと繰り出すのです。

 雰囲気の良いバーとなると、胸キュンデートなりそうですが、ヨルは別れを切り出されるんじゃないかと落ち着かない様子。フィオナの名前が出た瞬間、「ちょあーーっす!!」と叫ぶ顔は、今まで見たことない顔芸でしたね。ロイドの幸せのために身を引こうと考えていたヨルでしたが、お酒をがぶ飲みして、呂律が回らない口調でフィオナとの関係を責め立てます。

 一方、ヨルが恋愛感情と嫉妬心を抱いていると踏んだロイド。敏腕スパイ<黄昏>としてハニートラップを仕掛けるのですが……。ヨルのドキンコメーターはうなぎ上り。ついには爆発してしまい、鮮やかすぎる蹴りでロイドをふっ飛ばします。宙を舞ったロイドの壮絶な顔には笑ってしまいましたね。見事に着地し、店内からは拍手喝采! ヨルの考えが読めずに混乱するロイドですが、そのまま気を失ってしまいました。

 そこから幼いロイドの記憶に移り変わります。母親の子守歌で穏やかに眠りにつくロイドの姿……。あまりの可愛さと切なさに、魅入ってしまった人も多いのではないでしょうか。ロイドが目を覚ましたのは公園、ヨルの膝まくらの上でした。子守歌はヨルが歌ってくれていたのです。ようやく落ち着いて話ができた2人。ロイドは、自分の母親の顔は覚えていないけど、母がいると安心できたと語り、ヨルがいるからアーニャも笑っていられると励まします。<黄昏>たち国家機関が必死に守ろうとしている平和、母親はその腕一本で成し遂げてしまうというモノローグからも、ロイドがヨルを母親として尊敬している心情がうかがえますね。ロイドから母役と妻役を続けてほしいと切り出され、ヨルは号泣してしまいました。

 ヨルにとっても大切な日常となっていたフォージャー家。離婚のピンチを乗り越えた心温まるエピソードでしたね! ですが翌日、ヨルは昨晩のやり取りをまったく覚えていません。顎を真っ赤に腫らしたロイドは、改めて同じ話をするのでした。

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