<この記事には、TVアニメ『SPY×FAMILY』と原作マンガ『SPY×FAMILY』のネタバレが含まれます。ご注意ください>
ついに、ロイドは標的ドノバン・デズモンドに接近! 本作の肝である「オペレーション<梟(ストリクス)>」に進展が──!?
イーデン校の懇親会が開催された「MISSION25:接敵作戦(ファーストコンタクト)」。懇親会は、ロイドのターゲットである国家統一党のドノバン・デズモンド総裁が顔を出す唯一の場だといわれています。
特待生しか出席できない懇親会ですが、アーニャはまだ特待生になっていません。はたして、ロイドはどうやって彼に接近を試みるのでしょうか!?
◆逃げ腰なダミアンにアーニャが立ちはだかる!
懇親会の日は厳しい警備体制が敷かれ、会場への潜入は打つ手なし。教師に扮装して学校で様子をうかがっていたロイドは、下見と次への仕込みを目論見ます。
一方、ドノバン・デズモンドの次男ダミアンは、特待生の兄デミトリアスを通して、懇親会のあと父親に会えないかと伝言を残します。父親に関心を持たれていないと思っているダミアンは、少しでも父親との接点を持ちたいようです。ダミアンのクラスメイトたちは、彼の家柄を目当てに寄ってたかって話しかけますが、彼の複雑な心境は切ないですね。
アーニャも懇親会に向けてダミアンの尾行を続けています。ですが、ダミアンにはバレバレ。「キモキモストーカーゴリラー!」なんて悪口を叫ぶダミアンは、父親への想いと違って等身大で微笑ましいです。
ところが、ダミアンは会場近くの物々しさに、父親との距離を感じたのか、きびすを返そうとします。そこに立ちはだかるアーニャ! ダミアンは国語のテストが悪かったから、父親に会うのをビビッていると挑発するのです。そして、自分もロイドに怒られてばかりで好かれているのか怖いけど、父を信じて赤点でも堂々と見せていることを告げます。それを聞いて、ダミアンも父親を待つことに。
それにしても、作戦の一環でダミアンとの良好な関係を目指しているとはいえ、彼を覗き見たり、テストの点数まで把握していたりと……ベッキーが言うよう、アーニャは立派なストーカーに成長中ですね。
約束の場所で待機するダミアンと友人たち。アーニャも本人なりの真剣な表情(顔芸)で待ち構えます! ですが、うっかり眠ってしまい、ベッキーの車で帰宅するのでした。
ロイドは変装を解いて、まずはダミアンに接触。第24話でアーニャが買ったキーホルダーを真似して自作し、ダミアンの側にわざと落っことすのです。ちなみに、本物は300ダルク(約10万円)ですが、お手製レプリカの材料費は10ダルク。ロイドの器用さには脱帽です。
入学式でアーニャがダミアンを殴ってしまったことに関して、ロイドは膝を折って頭を下げます。シリアス展開になりそうなところ、ダミアンから「おっさん」と言われて引っ掛かりを覚えるロイドなど、細かいところでクスっとさせてくれるのは『SPY×FAMILY』ならではですね!