◆SNSの先駆け「mixi」が話題に
<画像引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000447.000025121.htmlより ©MIXI>
スマートフォンが主流になってからは、X(旧Twitter)やInstagram、LINEといったSNSが身近な存在となりましたが、そんなSNSの先駆けとなったのが、2004年にサービスが始まった「mixi」です。
ほかのユーザーにメッセージを送れるのはもちろんのこと、日記を公開したり、同じ趣味のユーザーと交流ができる“コミュニティ”機能がmixiには搭載。コミュニティでは参加者たちが個々にスレッドを立ち上げ、趣味について語り合ったり、オフ会を企画したりと、交流を深める場として活用されていました。
mixiの特徴でもあった“足あと”機能は、どのユーザーがいつ自分のページを訪問したのか分かるため「交流できるタイミングが分かりやすい」という肯定的な評価がある一方、「気軽にほかのユーザーのページを開けない」「監視されているようで気になる」といった声も多く2011年に廃止されています。
TwitterやInstagramのように、宣伝のためにmixiを活用していたタレントや著名人なども多く、テレビの向こう側にいる相手を身近に感じられるサービスとしても人気でした。
◆2005年に話題になったマンガとアニメは?
<画像引用元:Amazonより>
『東京卍リベンジャーズ』の第1話で、2005年にタイムリープした主人公・花垣武道。タイムリープしたことに戸惑っている武道をよそに、友人が「今週のマガジンみた?」と話しかけてくるシーンがありました。
『週刊少年マガジン』の2005年の連載作品を見てみると『はじめの一歩』や『金田一少年の事件簿』をはじめ、『RAVE』、『魁!!クロマティ高校』、『GetBackers -奪還屋-』、『魔法先生ネギま!』『スクールランブル』など、アニメ化作品が勢揃いしています。
一方、『週刊少年ジャンプ』では、『DEATH NOTE』、『いちご100%』、『ボボボーボ・ボーボボ』、『テニスの王子様』、『アイシールド21』などが連載。
また、『週刊少年サンデー』では、『MÄR』、『焼きたて!! ジャぱん』、『ハヤテのごとく!』、『結界師』などが連載作品として名を連ねました。
TVアニメでは、『AIR』や『バジリスク~甲賀忍法帖~』が泣けるアニメとして話題を集め、『創聖のアクエリオン』や、大人気ゲーム『ファイナルファンタジーⅦ』の2年後の世界を描いたCGアニメ『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』もこの年に発表されています。
──AKB48が活動を開始したり、SNSの先駆けであるmixiが話題となったりと、サブカルチャーが確立され始めた2005年。2023年から数えて18年前のことを、30代以上の人は「まだ18年」と感じるでしょうか。それとも「もう18年」と月日の流れの速さに驚きを感じているでしょうか。
また、20代の人は、こんな時代があったから、今の自分がスマホで、XやInstagramを使っているということを、しみじみと感じてみてもいいかもしれません。
〈文/伊藤悠 編集/乙矢礼司〉