8月20日(土) 渋谷LINE CUBE SHIBUYAにて、声優・豊永利行さんのライブ「BEST!!~音楽は日々の人生だ 道化にも光はあたり繋がれる~」が開催された。

 “BEST!!”ライブにふさわしい楽曲の数々が披露された中、再アンコールでは新曲「Charactanswer」が披露されるとともに、新アルバム制作が発表された。本ライブの模様は、8月26日(金)までAbemaで独占配信中だ。

 ここではそのオフィシャルレポートを紹介していく。

〈以下、原文ママ〉

 豊永利行、3年ぶりの大型有観客ライブとなる本公演。会場はグッズの完売が続くなど観客の熱気に包まれた。期待感がピークに高まった開演時間、そのオープニングはメトロノームの映像でスタート。この演出は、2013年に開催された豊永利行、初のアコースティックソロライブ「豊永屋 ~代官山支店~」のオープニングで、メトロノームに合わせて歌い始める演出を踏襲したもの。豊永自身もMCで「今回はベストという事で、その演出を踏襲させて頂いた」と語った。

 ライブ冒頭から、「MUSIC OF THE ENTERTAINMENT」、「HELLO」を披露。MCでは「無事に開催する事ができました!ありがとうございます!!」「コロナから復帰しました!ありがとう!!」「人と喋ってなかったから、声帯だけは元気です!!どうも、ありがとう!!」と、久々の大型ライブ開催に感情を爆発させるとともに、ファンを安心させていた。
 MCを挟んで、バラード楽曲の「花」を歌い上げると、早着替えで衣装チェンジをして披露した「C“LR”OWN」で観客は総立ちに。一気にアップテンポな楽曲で、観客のボルテージを引き上げた。

 セットリストも豊永利行自身が「”BEST”なので僕の歴史を押し付けていきますよ(笑)」と語った通り、自身のアーティスト活動を辿るかのように、アルバム 「MUSIC OF THE ENTERTAINMENT」「With LIFE」「光へ」「.Link」から数曲づつ披露。アルバムごとに当時着用していた衣装に着替える演出でファンを盛り上げる。

 豊永が「大学生が夜中の2時に盛り上がっているノリ(笑)」と表現した、肩の力が抜けたバンドメンバーとの掛け合いを挟み披露したのは、「1:1」「With LIFE」。再び圧巻のパフォーマンスで観客を魅了した。

 その後の幕間タイムに流れたのは、映像「くじびきわらしべ長者」。コロナ明け二日後に収録したとは思えない笑いのクオリティだった、この映像の詳細は割愛するが、ぜひ配信で内容を確認頂きたい。

 場内を笑いで包んだ映像明け、間髪入れずに披露されたのは「光へ」。<緩急>という言葉を越えた激しい感情の揺さぶりをかける豊永と、その演出を堪能する観客。コロナ禍で声は出せないが、表現者と観客が一体になっていく正にライブと呼ぶべきステージが作り上げられていく。

 「2:00 a.m.」「ラクにいこうぜ!」を続いて披露、観客に向かって「ラクにいこうぜ!」と叫ぶ豊永の姿は、こんなご時世に対するメッセージを送るようだった。しかし熱い姿を見せた後に、緩い空気を作る豊永。次のMCでは何をしてくるのかと身構えると、始まったのはステージ上での生着替え。本人曰く「今日は、何度も着替えがあるからリハーサルで飽きちゃって、生着替えする事にしました。なんで初のABEMAさん生配信にこの企画を持ってきちゃったんだろう。」と反省の弁に場内は沸いていた。

 「.Link」「おまじない」でステージを終えると、「僕のライブは、ありのままの自分を見せていきたい」と語った豊永利行。

  その高い歌唱力を存分に発揮するクールな歌唱パフォーマンスと、肩の力が抜けたMCトークで織りなされた、正に【豊永利行“BEST”ライブ!!】としか表現のしようのない濃厚なステージとなった本公演。豊永利行ライブ初参戦のファンや、初ライブから参戦するファンが入り混じる観客を満足させた。

 アンコールでは、「夢の歯車にのって」を披露。ラストの楽曲を迎える前に、「これからも皆様の事を応援しています」と観客に語り掛けると、場内には大きな拍手が広がった。いよいよ迎えたラスト楽曲は「Neccesary」を披露。~少しの一歩が 未来を変える きっと自分を信じて 明日の鏡に映る姿を ちょっとだけ笑顔にしたい~という歌詞が、MCと相まって感動を呼んでいた。

 最後の楽曲が終わり、エンディング映像も終わると、スクリーンにジュークボックスが映り、新曲「Charactanswe」の表示が映ると、思わず観客から声にならない歓声が漏れた。

 ライブが終わったと思っていた観客にとって、サプライズのWアンコールに加えて、ビッグサプライズとなった新曲の発表。新曲を披露する豊永だったが、終盤、その目に涙が。本人曰く「(多くの方々と)幸せな空間を共有できて、『幸せだな』と思っていたら泣いてしまいました。」との事だった。

 歌唱後、顔を上げられない豊永を、大きく暖かい拍手が包み込む。観客への感謝を述べながら、「これからも楽しくやっていきましょうね!」と語った豊永利行。

 新アルバムの制作も発表された、“BEST”ライブ。これまでの軌跡を辿り、自身のアーティスト活動の今後の展望も明かしたこのライブは、一つの集大成と共に、スタートを切るライブとなった。

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