2020年2月24日に、ここEX THEATER ROPPONGIで現体制の活動を終了した「ワンダーウィード」のかっこよくてかわいいパフォーマンスと楽曲を受け継いだ正統後継ユニット「ワンダーウィード 天」
圧倒的な歌唱力と勢いのあるダンスパフォーマンス、オーディエンスを魅了するライブパフォーマンスで多くのファンを魅力し、今最も熱く、そしてかっこ可愛いアイドルユニットが2023年3月14日、EX THEATER ROPPONGIで3rdワンマンライブ「現天開希」を開催。

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 会場のエントランスにはメンバー4人の「のぼり」が立ち上がり、開演前からこの日を思い出に残そうと、至る所で写真を撮る多くのファン。
ステージは大型モニターが設置され、ステージ中央には花道も。

 開演前の影ナレはトークに定評のある神坂くるみが担当。神坂くるみの声が会場にながれると、会場は聞き入るようにこれから始まる時間がどんなものになるのか期待を煽っていく。いよいよ始まるぞ!どんなステージを見せてくれるのか?という期待感が一気に高まるワンダーウィード 天ファン。

 まず大型モニターに映し出されたのは、今までの天のイメージを一新したかのようなサイバーな雰囲気で構成されたオープニング映像が流れ、今回初披露である新衣装を身にまとったメンバーが次々に紹介されていく。

 そして1曲目は「バルタン星人」。
奇しくも、ワンダーウィード天の前身であるワンダーウィードが終了ライブの時に最後に披露した楽曲がこの「バルタン星人」。その思い出の詰まった楽曲からスタートする粋な演出についつい熱いものを感じてしまう。
この日、初披露されたシックでクールながらも、それぞれの個性にあった可愛さもある新衣装を身にまとい元気いっぱいにステージに登場した4人。
「みんな一緒に声出して!」と白川ゆめかが叫ぶと、それに応えるオーディエンスたち。

 1曲目から、ここにいる全ての人を楽しませて帰ってもらおうという意気込みが感じられる熱いパフォーマンスで、ところ狭しと花道も使いながら会場を盛り上げていった。

 2曲目に披露したのは「moment」
『止まらないよ』『さぁここから変わるんだ』と今の自分たちを象徴している。
歌詞があるように、大切に心を込めて歌い上げる姿はなんとも言えず、何度も心を揺さぶられた。

 次は「Parallel world」
それぞれの持ち味を活かしながら、セクシーにそして妖艶に歌い上げる4人。こんな声色や表情・表現も出せるのかと懐の深いパフォーマンス力に驚きが隠せない、天って凄いと思わせるステージングとなり観客はその空気に完全にもっていかれている。大音量のバンドサウンドに負けないように魂から「誰にも止められないと」叫び唄っていたのが印象的だった。

 そしてここでMCに入る

 簡単な自己紹介を終え、「新衣装どう?めっちゃかわいいでしょ!」とさっきまでカッコよく歌っていたメンバーからフワフワでかわいい4人の素の表情が垣間見えてホッとする時間であった。

 リーダーの東雲しおりから、3年前にワンダーウィードから花いろはとワンダーウィード天の二つに分かれて「今回のタイトルが現天開希ということでワンダーウィードが終わったこの場所から新たに始めていこうという気持ちを全力で込めてライブをしていきたいと思いますので、みなさんも全力で答えてくれたらいいなと思います」と4人の気持ちを代表して語った。

 そして「アオイホシ」に。
4人の個性が交じり合い、その気持ちが歌にのってどんどんパワーを増し会場中に浸透していくのがよくわかる。
サビでは4色のサイリウムが一斉に振られ、熱い唄に応えていくファンと共にこのステージを作り上げていっていた。それを感じ取るメンバーの表情は笑顔に満ち溢れている。

 まだまだ足りないとファンを煽って「恋に休みはない」に入っていく。
ワンダーウィード 天の曲の中ではカワイイ寄りの楽曲で、これまでのハードなイメージから歌い方含め印象を変えて思いっきりアイドル全開でカワイイ一面がみられてほっとできる楽曲となっていて、引き出しの多い天の魅力にどんどん引き込まれていく

 そこから「ヤッホー」
ヤッホーと会場全体で叫び合い、何も考えずにめいっぱい騒げる曲となっていて彼女たちもファンに負けじと4人は全力で歌い上げる。
それに答えるかのように会場が揺れる、ストレス発散できるほど、ますます会場はヒートアップ。ここにいる4人もファンも皆が実に楽しそうである。

 ここで待望の新曲「好きになってもいいですか?」を初披露
恋愛ソングとなっていて、ファンには実に嬉しい楽曲
ストレートに好きを伝えるその歌詞にファンは盛り上がり、天のまた違う一面を引き出せた一曲になったのではないだろうか。

 ここで一度MCへ。

 神坂くるみから「とってもかわいい曲なんですけど、実は数か月前にすでに音源はもらっていた楽曲で、すずかが早くやりたいと言っていたよね」と話しを振ると、

千堂すずかは「実は私はかわいいのが好きなんです。もっと早く披露したくて年始に披露するかどうかだったんですけど、予選落ちしてしまって、今日まで本当にお披露目できるか分からなくて、でもこのワンマンでやりたいと懇願して今日お披露目できた曲なんです」と語ると会場から拍手が沸き起こる。

 そして改めて神坂くるみから「最初は4人でこの大きな会場でワンマンライブをやるって聞いた時は不安で仕方なったけど、新メンバーが入るという話も途中出たけど、この4人で半年くらいここまでやってきて、だんだん自信ついてきちゃって、
もうこの4人で頑張っていきたいと思えるようになってきた」と語った

 千堂すずかは「ぜんぜん実感がわいてこなかったけど、今日、このステージを初めて見て、ここに立って、ようやくこんな大きなところでやるんだ!って今日実感した」と語り、笑いを誘っていた。

 白川ゆめかは「ワンダーウィードのメンバーとしてこのステージに立っていたので、ワンダーウィードを超えたいとずっと目標にしていたから、ここに戻ってこられたことがものすごく嬉しいし、ここでワンマンやれて良かったって心の底から思っています。今」と照れ臭そうに話す。

 東雲しおりは「研修生の時にワンダーウィードの最後のライブを観ていて、とても好きな会場でもあったし、その憧れのステージに立てたのがめっちゃうれしい」と語った。

 そして、メンバーから「皆さん、まだまだいけますか?もっともっと声だせますか?」と煽られ、ほんわかした空気につつまれていた会場は一気に盛り上がりを取り戻していく。

 そしてワンダーウィード 天の楽曲の中でも盛り上がれると定評の「存在証明」がコールされる
「キター!」と叫ぶファン。一気にフルスロットルで加速してく天メンバー。
手刀で空を切るフリを会場全体でフリコピが一体感を増幅させてゆく。
リズムが心地よく、サビで一気に盛り上がれる曲で畳み込んでくるセトリはなんとも気持がいい。
力の限り、歌い上げるメンバー。
ついさっきまでカワイイ感じで歌っていた同じグループと思えないくらい、魅力的に、かっこよく、そして力強く歌い上げていく。

 この盛り上がりをさらに助長する次の曲は、疾走感が心地よい「欲張りGIRL」
「まだまだまだ抱きしめて」と歌い上げ
妖艶にそしてセクシーに楽曲ごとに歌い方を変えながらファンを虜にしていくメンバー。
力強く、時には弱弱しくそんな彼女たちにしかできないパフォーマンスで会場は一気にこれぞ天という世界観に引き込まれ、
次もスピード感のある「絶対絶命LOVE」で4人の勢いは止まることがない
気持ちいいバンドサウンドとステージ照明と空間演出でよりかっこいい天を引き立たせていたかと思っていたところに、なんとこの曲でバックダンサー4人が登場
バックダンサーを従えた4人は大きな翼をもった鳥のように、どこまでも羽ばたいていくようにみえる。キレのあるダンスと表現力豊かな歌で会場を魅了していくと、このステージの勢いに負けじと声援を送るファン。
もはや、かっこいいという言葉につきる
ステージを所狭しと駆け巡りスピード感とリズムの良さをダンスで表現しつつ、バックダンサーを従える天は個々の魅力を最大限に引き出されていく。

 そして「秘密」に。
ここまでくると彼女たちの、今ステージに立てている、ここで表現できていることのうれしさと楽しさが表情はもちろん身体全体から自然とあふれ出てきて、笑みもこぼれながら、今をこの一瞬を楽しんでいるのが手に取りようにわかり、それを見てるファンのみなも嬉しそうで楽しそうなのが印象的だった。
鳥肌がたつくらいの歌とパフォーマンスで次から次へと新しいワンダーウィード 天を魅せつけていく。

 4人のアカペラから始まったgo your way
息を合わせ、4人でできる最高のパフェーマンスの限界を次々に超えていく。
歌詞にある「自分を信じてすすめ!」。まさにそうだ、信じていいんだと素直に思わせてくれる唄と4人の今日のパフx-マンスは圧巻。
気持ちを込めて全身全霊で、今伝えないといけないものを確実に伝えていく彼女たちの歌にどんどん引き込まれる

 最後の曲は自分たちの気持ちが一番出ている、ファンにも人気のこの曲「だから私は今日もアイドルだ」
今までとは何かが違う、確実に何かが違う、ワンダーウィード 天を魅せつけてくる
すごいものを見た、見せられたと驚きが隠せない。
みんなに支えられて、この人達に感謝を届けたいという気持ちが「だから今日もアイドルだ!」という歌詞に、曲にのってとにかく心地が良い。

 彼女たちのポテンシャルはまだまだ上に連れて行ってくれそうな勢いさえ感じられた。
「今日は楽しかったですか?私たちも楽しかったです!」とステージを後にするワンダーウィード 天

 突然ファンの一人が「まだまだ見たいですよね!」とファンからアンコールが発せられ、会場はどんどん一つになっていく。

 アンコールに応えて登場した4人。
ここで今日2曲目となる新曲「天まで届け」を初披露。
「たとえ声が枯れたとしても、それでも歌い続けていく、お願い天まで届け」と心を込めて全身全霊で歌い上げる
今後、天の代表曲になるであろうと誰しもが感じたであろう楽曲で

今の自分たちを唄ったこの歌はワンダーウィード 天がまるごと詰め込まれた圧巻のパフォーマンスで、このまま天まで高く高く届くようにアイドルの階段を昇っていってほしい。と素直に感じられた。

 ここで改めて心境を語る4人

神坂くるみ(ピンク担当)
4月で加入して1年になりますが、ワンマンライブを開催できてうれしいです。
次もしワンマンライブを開催することがあれば、もっと今日以上に観に来たいなって思ってくださる人をもっとたくさん増やせるよう頑張っていきたいです。

千堂すずか(オレンジ担当)
1年前はこんな大きな会場でワンマンライブができるって考えてもなかったので、今日開催できたとこがすごく嬉しいです。
天に加入させてもらって、普段経験できないことを経験させてもらっているので、この経験を活かしてもっと成長していけたらなって思っています。

白川ゆめか(青色担当)
またここでワンダーウィード 天としてワンマンライブを開催できてうれしいです。3年前、ワンダーウィードのメンバーとしてここに立っていた時よりも、今ワンダーウィード 天の白川ゆめかとして立派に成長した姿を見せられたんじゃないかなって思います。
このワンマンに向けてこの4人で一つになって気持ちを作れたことがすごく嬉しかったです

東雲しおり(緑色担当)
ワンダーウィード 天の初期メンバーとしてその時のメンバーはゆめかちゃんしかいないですけど、心強い二人が加入してくれたので、これからもっともっと上の景色を見られるんじゃないかなって思います。みなさんも同じ気持ちなら嬉しいです。
ワンダーウィード 天はこれからも4人で頑張っていきます。これからも応援を宜しくお願いします!と締めくくった。

 そして「get to chance」。まだまだ歌い足りない4人。
ほぼノンストップで歌い上げてきた彼女たちに疲れはないのかと不思議になるくらい全力パフォーマンスはまだまだ続く。
歌もダンスも切れ味は増していき、彼女たちの声は広い会場に響き続けていく。

 アンコールラストはやっぱりこの曲「夢ってYEAH!!」
メンバーの一体感とサビのステージ後方から前方に向かって駆け出してくる4人を見ると鳥肌もの。今の天の勢いそのままで会場の興奮も最高潮に盛り上がり、今までよりはるかに進化したワンダーウィード 天を目の当たりにした3rdワンマンライブは、この曲でついに幕を閉じた。

 成長というより進化したワンダーウィード 天を魅せつけられた3rdワンマンライブ「現天開希」
天の進化はまだまだ止まらない。天まで届くのも時間の問題ではないだろうか。

〈文/中塚進一 撮影/ワタナベタイシ 

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