◆木崎レイジは林藤ゆりへ片思い?
木崎レイジは同じ玉狛第一の部隊でオペレーターをしている林藤ゆりに好意を寄せており、近くにいるとそわそわして落ち着きがなくなります。
6年ほど前に撮られた写真でも顔を赤くしながら林藤ゆりのことを見ていますから、片思い歴は長いです。
林藤ゆりはその気持ちに気づいていないのか、気づいていながら大人の余裕で受け流しているのかは分かりません。意外と木崎レイジから気持ちを伝えられるのを待っているのかもしれません。
21歳と24歳ということで木崎レイジのほうが年下ですが頼りがいはある男です。ボーダー隊員の中では大人な2人だけあって、もっとも恋愛に発展しそうな組み合せといえるかもしれません。
◆地味だけどがんばっている男のひそかな片思い
香取隊では三浦雄太が香取葉子に片思いをしており、三輪隊の古寺章平は宇佐美栞に気があります。
三浦雄太は感情の浮き沈みが激しい香取葉子をなだめたり、はげましたり。陰ながら香取葉子を助けるなど涙ぐましい努力を続けています。ただ、香取葉子は烏丸京介のファンガールを公言しているため、三浦雄太の想いはむくわれなさそうです。
古寺章平はA級隊員のわりにいつも冷や汗をかいていたり、うろたえたりと頼りない感じです。しかし、ネイバー遠征選抜試験では臨時隊長に選ばれてしっかりと結果を出しており、責任がある立場になると肝がすわると評価されています。
仕事で結果を出して自信がつけば、宇佐美栞へのアタックが始まるかもしれません。
──ネイバー遠征選抜試験は各部隊の隊員がシャッフルされて行われています。そのため、新しい出会いから生まれる発見はもちろん、本来の隊員のありがたみを感じる場面もあり恋愛フラグが立ちそうな要素がいっぱいです。
ネイバー遠征に参加するか、ボーダーに残って防衛任務にあたるかで今後の恋愛事情に大きな変化をもたらしそうです。細かいところまで練りこまれた戦闘がおもしろい『ワールドトリガー』ですが、今後のボーダー隊員の恋愛事情がどうなるかも注目すべき点です。
〈文/諫山就〉