映画『ゆるキャン△』の完成披露上映会が6月19日(日)に新宿ピカデリーにて開催された。ここではそのオフィシャルレポートを紹介する。

《以下、原文ママ》

 映画『ゆるキャン△』の完成披露上映会が6月19日(日)に新宿ピカデリーにて開催され、花守ゆみりさん(各務原なでしこ役)、東山奈央さん(志摩リン役)、原紗友里さん(大垣千明役)、豊崎愛生さん(犬山あおい役)が登壇。これまでのシリーズとはまたひと味違う映画『ゆるキャン△』の魅力を語りあった。

 登壇したキャストそれぞれによる、作品にちなんだ『キャンにちは!』の挨拶でイベントは和やかにスタート。

 2018年、シリーズの始まりとなるTVアニメの放送が開始し、4年という長い歴史を刻んできた『ゆるキャン△』。映画公開までの道のりについて思い出を聞かれると、花守さんは「4年…早いですね!当時、キャンプもしたことなかったんですけど、今やすっかり立派なキャンパーになりました。そう考えると4年って長かったね!」と、月日の流れを改めて実感する様子を見せると東山さんも「大きな4年間だったんだね。」としみじみ。「TVアニメもSEASON2があったり、グッズも含めて色んな展開があったので、日々のお供に『ゆるキャン△』ってくらい、近しい存在になっていった4〜5年間だったんじゃないかな。ビジュアルで大人になっていたので、ドキドキしました!」とコメント。

 続く原さんは「発表時にゆみりちゃんがこぼした涙を忘れてません(笑)映画版は遠い未来だな、と思っていたのがいよいよ形になるということにドキドキしてます。」と東山さんとはまたひと味違うドキドキを感じていると話した。豊崎さんも『ゆるキャン△』は近しい存在になっていたといい、「プライベートでもキャンプに行くんですけど、そこで知り合ったキャンパーさんがグッズを持っていたり、特設コーナーを見かけたり、ずっと側にいてくれましたね。」と日常の一部にいつも作品がいてくれたと話すと、一同は感慨深げに頷いた。

 映画ではなでしこ達がキャンプ場をつくる姿が描かれる。初めてこの物語について聞いた時、花守さんは「大人になってることに一瞬気を取られていましたけど、作っちゃうの?!と純粋にびっくりしました(笑)キャンプ初心者だったなでしこが、”楽しんでもらうぞ”って立場になっていて、どんな話になっているのか台本もらうまで見当つかなかったです。」と当時の正直な思いを吐露。東山さんも「キャンプを楽しむ側だった私たちがそのものを作っていく…びっくりでしたし、みんなが大人になって遠くに行っちゃった気がしたですけど、やってることは昔と全然変わらないじゃん!って。」とこれまで同様”キャンプ”を楽しむ彼女たちが見られると明かした。

<オフショットビジュアル

 スクリーンに大人になったキャラクターを描いたオフショットビジュアルが映し出されると、花守さんは「高校生の時も着ていたんじゃない?って服も混じっていたり、テントとシュラフが干せるベランダになっていて、なでしこは私の知らない時間もキャンプを大好きなまま生きてきたんだなって。趣味としても、仕事としてもキャンプへの愛がずっと続いていたことが伝わってきて、このビジュアルは好きですね。実家を出ているというのがまず衝撃!」とキャンプ用品店で働くなでしこを描いたビジュアルへの思い入れを語った。

 リンのビジュアルには一同口を揃えて『衝撃!!』。東山さんも「きららアニメでスーツ姿を見られるなんて思わないですよね?!コンクリートジャングルにいるし!(笑)キャリアウーマン感がでているのがすごく良いです。チャームポイントのお団子ヘアもなくなり、キャンプをお仕事にしたなでしことは別々の道に行っていますよね。出版社に勤めていて。でもリンは、ソロキャンしながら本読んでいたり、アルバイトも本屋だったり、“好き”を仕事にしていてホッとしました。TVアニメから、この未来に続いていく伏線が張られていたんだなって。」とこれまでの長い歴史を思い返した。

 一方、爽やかに汗を流す千明の姿を見た原さんは「親近感のある大人になってくれたようで」と会場の笑いを誘い、「色々あってここに落ち着いている感がでていますね。アクティブな感じ、行動力を表している気がして。変わらなかった安心感をお届けできるかなと思います!」と本編で、これまで通りの千明が見られると話した。

 小学校の先生になったあおいの様子を見て、豊崎さんは「もともと大人っぽくて、みんなを見守っているような子だったのでビジュアル的的に大きな変化は(見えないかもしれない)。日々小学生と授業したり遊んだり、”らしいな”って思いました。野クルやなでしこ、みんなの成長を微笑ましくニコニコ見守っていたから、先生というのは人の成長を見守るあおいちゃんらしいなって。」”らしさ”を感じる大人になった姿だと語る。

 斉藤恵那のビジュアルを見た一同は、ちくわがいることに改めてまず一安心。花守さんは「『トリマーになるんじゃないか?』って以前から話をしていたのでぶれないな!と」、豊崎さんは「映画ではちくわ大活躍だもんね!」とTVアニメ時の話や注目ポイントも挙がり、オフショットビジュアルだけで色々な想像ができると、大盛り上がりで振り返った。

 続いて、映画『ゆるキャン△』最新情報が解禁に。これまでのシリーズでモデル地の一つでもある山梨県身延町、そんな身延町にある「道の駅しもべ」にキャンプ場が併設され、映画宣伝チームが実際にキャンプ場作りの手伝いをしていたが、そのキャンプ場に『ゆるキャン△』の名前も入れてもらえることとなり、「道の駅しもべオートキャンプ場〜ゆるキャン△の里〜」として、現在7月16日(土)のオープンに向けて着々と準備が進行中。キャンプ場の予約が7月1日(金)からスタートすることが発表された。

 この発表を聞くと、会場からは大きな拍手が湧き上がった。花守さんは「映画見てすぐに予約しなきゃ!」とキャスト一同、興味津々でスクリーンに浮かぶ情報に目をやる場面も。また、公開に向けた豪華アイテム情報なども併せて紹介された。

 最後には、

豊崎さん「大人になった彼女たちの生き方を見守っていただけたらと思います。見終わったあと温かい気持ちになって、頑張っていたらどこかで必ず誰かがみていてくれるんだなって改めてこの映画が教えてくれたような気がします。みなさんも、”ひとりじゃないよ”という気持ちで見て、温かい気持ちになってもらえたら嬉しいです。」

原さん「試写会で見終わった後に、不思議と幸せな涙みたいなものが溢れてきて、本当に心が温かくなる映画でした。皆さんもぜひ幸せな気持ちになって、“ああ、『ゆるキャン△』好きだな〜!”って思っていただけたらと思います!」

東山さん「映画が始まった瞬間に、『ゆるキャン△』は映画館と相性がいいなって思いました。没入感が出るというか、いつも癒しをくれて、5人のマイペースな空気感も居心地がいいなって思えるのが『ゆるキャン△』の大好きなところです。映画にはみんなの見たい『ゆるキャン△』が詰まっていますし、映画だからこそ伝えられる今まで見たことのない『ゆるキャン△』も詰まっています。この映画をみてもっともっと『ゆるキャン△』を大好きになってくれたら嬉しいです。」

花守さん「脚本を読ませていただいた時から、なんていうか心が本当にデトックスされてしまう…。相変わらず監督たちが現地に行って情報を書き加えてくださった資料集もあって、本やそれを読んでから改めて映像を見た時に“なんて愛が詰まってる作品なんだろう”と思いました。その愛に応えるために、スタッフさんも全力で取り組んでいて(完成)ギリギリまで音や画の調整をされていたって聞いていたので、こうやってみなさんにお届けできることが本当に嬉しいです。受け取ってもらえる方に、大切なことをお伝えできる映画になっていると思います。」

と思いの丈を語り、イベントは幕を閉じた。

関連する記事

※タイトルおよび画像の著作権はすべて著作者に帰属します

※無断複写・転載を禁止します

※Reproduction is prohibited.

※禁止私自轉載、加工

※무단 전재는 금지입니다.