<この記事には原作、TVアニメ『SPY×FAMILY』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
アーニャとボンドは、それぞれ人の心を読む能力や予知能力を持っており、過去には研究所で研究対象になっていました。そんな2人は過去の描写から同じ研究所にいた可能性があります。
◆アーニャとボンドがいた研究所は一緒だった?
アーニャは過去に被検体〈007〉として研究所で過ごしており、その姿が描かれているのは原作1巻MISSION:1です。そこではメガネをかけた3人の研究員が描かれていて、前髪が一筋垂れた男性やスキンヘッドの男性、前下がりボブの女性などそれぞれに特徴がありました。
そして、前髪を垂らしている男性がプロジェクトのリーダーなのか、アーニャがお絵描きをしたいと言うと「そんな幼稚なことはしなくていい」と冷たい言葉を放ちます。
一方、ボンドは〈実験体8号〉として研究所で過ごしており、その姿が描かれているのは原作4巻MISSION:22です。実験体だったボンドはただの実験道具として認識されており、雑な扱いを受けていました。
実験では死ぬ危険性があるほどの強い電圧をかけられ、その傍らにはアーニャの過去の回想にいた前髪を垂らした男性の研究員とスキンヘッドの男性の研究員が描かれています。
このときにも前髪を垂らした研究員が「電圧を上げろ」と指示をしていたことから、やはりこの人物がプロジェクトのリーダーだったのでしょう。
2人の過去に同じ研究員がいたことから、アーニャとボンドは一緒の研究所にいた可能性は高いです。
なぜ2人は同じ研究所で研究されていたのでしょう。それは、ボンドの実験をきっかけに超能力の研究が始まったからかもしれません。
ボンドが受けていた研究はプロジェクト<アップル>と呼ばれており、IQの恐ろしく高い動物を生み出そうとしていた研究でした。
具体的な研究内容は明らかになっていませんが、IQは脳に関係していることから、おそらく脳に何かしら作用するような研究が行われていたのでしょう。
ボンドは『SPY×FAMILY公式ファンブックEYES ONLY』にて、研究で偶然予知能力を手に入れたと紹介されており、もしかしたらボンドの予知能力に気づいたプロジェクトの研究員たちが、動物での成功例をもとに人間でも実験を始めたのかもしれません。
そして、アーニャが被検体となり、研究の中で超能力を手に入れたと考えられるでしょう。