<この記事にはTVアニメ『ワンピース』と原作漫画『ONE PIECE』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
ルフィが仲間たちも知らなかった衝撃の夢を告白!? サボやビビに起きた事件を知った一味の反応は──!?
ハンコックやコビーが窮地を迎えた前回から一転、早くも今週では事態は急展開を迎えます。新章目前となった第1088話「“ルフィの夢”」では、珍しい原作漫画のサブタイトルがそのまま引用される、“締めくくり”の回となっていました。
◆女ヶ島の事件は意外な人物の登場で解決!?
前回は黒ひげがハンコックを捕らえたところで終わったわけですが、まるで話を飛ばしたかのように今週は既にハンコックが自由の身になっているシーンからスタート。ルフィに会いたがるハンコックの様子に重なるように「ルフィの夢」のサブタイトルが出てくるので、「ハンコックがルフィを夢に見る回」だったのかと錯覚してしまいますが、その意味は後半で明かされます。
ハンコックの無事が明かされたところで時をさかのぼる形で前回の続きが描かれていきます。
石化した仲間を人質にとられながらもハンコックを締め上げようとする黒ひげ。コビーも仲間を人質にとられている状態のため、ハンコックに石化を解いてもらいたい一方、ハンコックが自由の身になれば自分たちまで石化されてしまうだろうと手を離せない膠着状態が続きます。
この窮地を救ったのがまさかのシルバーズ・レイリー。覇気で威嚇しながら現れたレイリーは、自分が見届けるので石化を解いて全員にこの場を去るようにと全員の命を救いました。これにより救われたハンコックが冒頭の場面だったわけです。
さすがのレイリーと言いたいところですが、本人曰く黒ひげには真正面からは敵わないと言うのが倒して終わりにならなかった理由でしょう。
そしてすべてが穏便に済んだかと思いきや、コビーは黒ひげに拉致されてしまうという衝撃の事実が発覚します。
コビーと黒ひげがいまだに作中で詳しいことが語られていない“ロッキーポート事件”でつながっていたり。その事件により黒ひげがロックス海賊団として名前があがっていた王直を倒していたり。さりげなくシャクヤクが先先代アマゾンリリーの皇帝だと明かされたり。セリフや画面の隅々にまで驚きの新事実が盛り込まれ、序盤だけでも凄まじい密度でした。
そして子供時代のハンコックに良く似た“セラフィム”とは何者なのか、その答えはまだまだ今後の展開での掘り下げに期待です。