映画『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』が1月4日より上映開始しました!
私も前売り券をいくつも購入するなど。この時をとても楽しみにしてきました。ちなみに私が手に入れた前売り券についてきたグッズでは、このトートバッグがお気に入り。少し小さめではありますが、デザインも素材もダイブいい感じです!
さて本題に入りますが、みなさんはもうすでに映画『ラブライブ!サンシャイン!!』を視聴しましたか? 公開から1週間経っているということもあり、視聴済みのラブライバーの方も多くいることでしょう。
私も公開日に複数回の視聴をしましたが、まだまだ映画館には通い続けるつもりです。映画『ラブライブ!サンシャイン!!』は週ごとに入場者プレゼントが変わることも決定しており、ラブライバーのみなさんはこれからどんどん忙しくなることでしょう。
本記事では公開されたばかりの映画『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』をより楽しむため、ネタバレ有り! で本作の流れに沿って、それぞれの注目ポイントを、私の感想と共に伝えていけたらと思います。
【動画引用元】
冒頭映像7分公開!「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」
映画『ラブライブ!サンシャイン!!』は映画『ラブライブ!』との違いを明確にした
映画『ラブライブ!サンシャイン!!』の開始は幼少期の千歌たち2年生組が紙飛行機を飛ばすシーンからはじまりました。前作の映画『ラブライブ!』でも幼少期の2年生組から開始し、穂乃果が水たまりを飛び越えるという演出がとられています。
そのため前作『ラブライブ!』に寄せてきているな? と思える開幕ですが、映画『ラブライブ!サンシャイン!!』と映画『ラブライブ!』は似た演出こそとっていますが、意味するところは全く異なっていた。つまり映画『ラブライブ!サンシャイン!!』は前作『ラブライブ!』との違いを明確にした開幕だった。と私は思いました。
そのことが分かる部分を私の感想も含めて紹介したいと思います。
◆「僕らの走ってきた道は…」と「Sunny Day Song」
映画『ラブライブ!サンシャイン!!』では開始から早い段階で、挿入歌である「僕らの走ってきた道は…」が披露。
この曲では次々と移り変わる沼津の街を紹介するような演出がとられています。前作で秋葉原を舞台に歌った「Sunny Day Song (SDS)」にも似たような演出がありましたが、この2曲が意味するものは全く違っています。
「SDS」は劇中で卒業を決めたμ'sが、スクールアイドルの素晴らしさを伝えるために、その未来を歌ったものだったので、曲は終盤に披露されました。
一方で「僕らの走ってきた道は…」は曲名からも分かるように、過去を思い返したものであり、Aqoursにとってのこれまで。そしてこれからも一緒に駆け抜けていく大切な地である沼津への想いも込めて劇中の開幕で歌われています。
同じような演出がとられながらも意味するものが大きく違ったというのは映画『ラブライブ!サンシャイン!!』を観ていて私が開幕で感じた面白いポイントのひとつです。
【動画引用元】
ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow 挿入歌シングル第1弾試聴動画 「僕らの走ってきた道は・・・/Next SPARKLING!!」
配信元:ラブライブ!シリーズ公式チャンネル
◆3年生の卒業後も続けるAqoursと解散したμ's
映画『ラブライブ!サンシャイン!!』の視聴に向けて「3年生が卒業するけど、Aqoursはこれからどうなるの?」というのは、ラブライバーが最も気になっていた点ではないでしょうか?
前作の映画『ラブライブ!』はμ'sを主役としたアニメーション作品として、現状では最後の映像作品となっています。そのため、今回の映画『ラブライブ!サンシャイン!!』でも「やはりAqoursは解散するのでは?」と少なからず考えたラブライバーもいるハズ?
しかし視聴済みの方はわかるように、Aqoursは3年生が卒業しても活動を続けることが確定しました。これはアニメ本編で千歌が心のなかで穂乃果に対して言っていた、
「私は、私の景色を見つけます。あなたの背中ではなく、自分だけの景色を探して走ります」
を表した展開であったと言えます。どちらが正しいということはなく、映画『ラブライブ!サンシャイン!!』においてAqoursは続ける。という選択をとったのが今作です。
映画『ラブライブ!サンシャイン!!』で改めてAqoursはμ'sとは異なる道を歩んでいく。というのを確立させたのではないでしょうか?
新キャラクターの登場!彼女たちの登場が意味するものは?
序盤では新キャラたちが続々登場。劇場版の醍醐味ともいえる展開でした。私はPVが公開されてから、彼女たちの存在が気になって仕方ありませんでしたが、皆さんも同じではないでしょうか?
『ラブライブ!シリーズ』はメインキャラクターが9人と比較的多いため、他のキャラクターたちは物語の核になることはまずありません。
特に『ラブライブ!サンシャイン!!』の場合は、ライバルとなるSaint Snowにもスポットライトが置かれており、スクールアイドル以外のキャラクターはモブ役となっているのが現状……。しかし映画『ラブライブ!サンシャイン!!』では、AqoursやSaint Snowと同等以上に出番が多いキャラクターが登場しました!
◆曜のいとこ渡辺月。Aqoursのこれまでとこれからを見守るキーマン!?
一人目は渡辺月ちゃん。初公開されたPVではキャップを被った姿が披露されたため、ボーイッシュな見た目も合わせて「曜ちゃんがイケメンと話している」と危惧したライバーもいるのでは?
劇中でも千歌と梨子をはじめとするAqoursメンバーたちも初見で男と勘違いしており、その真相をさぐるべく曜を尾行していました。
そんな彼? いや彼女の正体は曜のいとこでした。月は浦の星が統合することになった高校に通う生徒です。
月の通う学校では浦の星と統合することを良く思わない意見があることを、千歌たちは聞かされます。そんな中で、二つの高校を繋ぐ人物として劇中で初登場したのが彼女です。
彼女はスクールアイドルのことを詳しく知りませんが、劇中にてAqoursおよびSaint Snowのラストライブを観るなど。新しいスタートを迎える両グループの最後を間近でみた人物となりました。
月が今後も登場することで、これまでのAqoursとこれからのAqoursたちを知るものとして『ラブライブ!サンシャイン!!』におけるキーマンになるのではないか? と私は考えています。
◆小原家。鞠莉の母が登場! イタリアで魅せたAqoursのパフォーマンスをみた際の反応に注目!!
新キャラクターとなるもう一人は鞠莉の母!!
アニメ本編には登場しませんでしたが、鞠莉が統廃合を阻止しようとする際に電話をしていた相手。何度も話題になっていた小原家が、劇場版にて初登場!
そんな鞠莉の母ですが、登場いきなり「行方不明になった鞠莉たち3年生を探してほしい」と千歌たちに頼みます。ようやく今作の舞台となるイタリアへと向かうことになる6人。
イタリアに到着し再び9人揃ったAqoursでしたが、3年生が行方不明というのは鞠莉の母がついた全くの嘘。本当の目的は鞠莉を捕まえて、結婚させることにありました。
廃校を阻止できず当初の目的を達成できなかったAqoursに対して、鞠莉の母は「スクールアイドルのことをくだらない」と一喝。珍しく怒りを抑えきれず険しい表情をするAqours。特に鞠莉の「スクールアイドルはくだらなくなんかない!」は誰もが印象に残った一言でしょう。
一方で鞠莉の母の表情にも注目して欲しい! 特にイタリアで新曲「Hop? Stop? Nonstop!」を披露した際には、そのパフォーマンスを観て、驚きの表情を見せています。
3次元展開している方のAqoursは4月に「ラブライブ!シリーズ」初となるアジアライブツアーを行うなど、今後は海外での活躍も期待できます。
今回の鞠莉の母の立ち位置はこれから『ラブライブ!サンシャイン!!』を好きになってもらいたい海外のファンと関連付けられた立ち位置なのではないでしょうか?
今まで沼津を中心に国内で活躍してきたAqoursですが、遠く離れた地で自分たちの魅力を伝えることが、これからの課題。今回の鞠莉の母の登場にはそれを感じさせられた。というのが私の感想です。
【動画引用元】
劇場版公開記念!劇場版挿入歌「Hop? Stop? Nonstop!」スペシャルムービー
配信元:ラブライブ!シリーズ公式チャンネル
Saint Snow がラブライブ!決勝延長戦で新曲「Believe again」を披露!
イタリアでの初ライブを終え、日本に帰国したAqours。9人揃ったことで、改めて自分たちの自信を取り戻し、これからがみえてきたAqoursですが、一方でSaint Snowの理亞はどうしたらいいのか悩み続けていました。
新しいスクールアイドルをはじめようと必死な理亞ですが、自分の失敗が姉の夢を壊してしまった。姉を憧れのラブライブ決勝に出してあげることができなかった。それが心残りになっています。
そんな理亞に対して聖良とAqoursが提案したのは、ラブライブ!決勝延長戦を行うこと。ラブライブ!決勝で歌う予定だった曲。衣装。ダンス。Aqoursと戦う予定だった曲が披露されたこの展開に、涙したラブライバーも多かったハズ。
新曲「Believe again」はもう一度信じるという意味。「CRASH MIND」や「DROPOUT!?」といったこれまでの曲名も考えると、私の涙は止まりませんでした。今回のこの演出を観て、私は映画館で「『ラブライブ!サンシャイン!!』はAqoursだけの物語ではない。スクールアイドルたちの物語なんだ」と確信した瞬間でもありました。
映画『ラブライブ!サンシャイン!!』で新たなスタートを迎えた理亞の今後にも期待ですね!!
【動画引用元】
劇場版 挿入歌シングル第3弾試聴動画「Believe again/Brightest Melody/Over The Next Rainbow」
配信元:ラブライブ!シリーズ公式チャンネル
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「Brightest Melody」から「Next SPARKING!!」のライブシーンで締めくくられたラスト。これからのAqoursがみえた!
ラブライブ!決勝延長戦で新曲「Believe again」を披露したSaint Snowに続いて、Aqoursも新曲「Brightest Melody」を披露。
この曲の注目ポイントは語り尽くせないほどありますが、最上級の輝きを表したBrightestという単語からも連想されるように、まさに輝きを求めてきたAqoursのこれまでが詰まった曲。
私は「あれこの振りつけどこかで見たことあるような?」、「このリズムはあの曲に似ている気が・・・。」といった感想を受けた曲でもありますが、まだ確信には至っていません。これは次に視聴するときの課題ですね。
また、みなさん気づいた人も多いでしょうが、衣装チェンジはこの曲の醍醐味と言えます。アニメ挿入歌「未熟DREAMER」では、3年生が2年前にスクールアイドルをしていた際の衣装から、9人の衣装になる演出がありましたね。「Brightest Melody」でも同じく衣装チェンジが行われています。しかし今回は3年生ではなく、1、2年生が衣装チェンジを行いました。
これは「未熟DREAMER」が3年生3人による最後の曲であったように、今回の「Brightest Melody」がAqours 9人による最後の曲である。という意味が込められているのだと思います。
そしてラストシーンで披露された新曲「Next SPARKING!!」は、Aqoursのこれからを表した曲。3年生がライブを見守る様子はTVアニメ1期を思い出させられる光景。しかしその表情は、自分たちの失敗から険しい表情をしていたTVアニメ1期のときとは異なり、今回は優しくも切ない表情をみせました。
実際にステージに立っているのは当然 6人ですが、サビ後の2番では9人で歌っている演出がとられ、卒業してもこの9人でAqoursです。というメッセージもしっかり受け取ったラストでした。
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映画『ラブライブ!サンシャイン!!』は何度も楽しめる作品!
――本編のネタバレ有り感想はここまでとなります。
最後に、映画『ラブライブ!サンシャイン!!』を何度も観に行ってもらいたいという私の想いも込めて、本作が開演前から楽しめる作品だったという点も紹介して、締めくくりたいと思います。
まず、最初にも説明したように映画『ラブライブ!サンシャイン!!』は週替わりで入場者プレゼントが変更されることが発表されました。1週目はAqours PASSPORT。Aqours 9人からひとことコメントがついていました。
本編開始前のフォトセッションにも注目です。映画と言えば、開演前に注意事項等の説明が決まってあります。有名なのが、あの映画泥棒ですね。
映画『ラブライブ!サンシャイン!!』ではAqoursが登場し、注意事項を説明していました。
私が視聴した公開日初日には千歌と曜が登場!! 「上映中の写真撮影はダメ!その変わり、今のうちに千歌ちゃんを撮ってね」と言わんばかりのノリでした。
スクリーン一面に映る千歌の晴れ着姿。上映公開日が年明けということもあり、それに合わせた服装だったのも好印象でした!
写真を撮るセンスがない私。ちかっちの可愛さを上手く伝える1枚は撮れませんでした・・・。もう少しズームして撮れば良かった。
私はまだ千歌しか見ていませんが、今週以降は他のメンバーの晴れ着姿も見えるので、複数回視聴することで、そういった点も楽しみにしているポイントのひとつです!
このように映画『ラブライブ!サンシャイン!!』は言うまでもなく本編は面白く、さらに上映前にも楽しい要素がたくさん。ぜひ何度も映画館に足を運び、新しい彼女たちのスタートを何度も見届けてほしいです!!
(Edit&Text,Photograph<トートバッグ、Aqours PASSPORT、フォトセッション>/宮木昴)