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 ゴールデン・グローブ賞とは!! ハリウッド外国人映画記者協会のメンバーの投票によって各賞が決定される、アカデミー賞の結果を占う前哨戦の位置づけでもある世界的にも注目度が非常に高い映画賞です。

 そんな映画賞において、2018年公開作品を主に対象とした、第76回ゴールデン・グローブ賞授賞式が現地時間の2019年1月6日、アメリカのロサンゼルスで開催されました。今年は驚きの受賞結果となっており、それはアニメーション映画においても同じくという結果でした。一体なにが起きたのか、賞レースの注目部分を紹介します。

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意外な結果ばかりの実写映画の受賞作品群!

 アニメーション部門の話をする前に、今年のゴールデン・グローブ賞は全体的に驚きの結果となっている部門が多数あることを紹介します。

 各所の報道でも驚きの声が挙がっているのが、なんといっても作品賞(ドラマ部門)・主演男優賞を受賞した『ボヘミアン・ラプソディ』です。

ボヘミアン・ラプソディ ゴールデングローブ賞

画像引用元:ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック) 販売元:Universal Music =music=

 なにが驚きかといえば一番の注目賞である作品賞を受賞したこと。世界的大ヒット作品ブラックパンサーや、レディ・ガガ主演で話題になった『アリー/スター誕生』などがノミネートされている中の受賞であったことや、評論家からは厳しい批評も受けていたりと賞レース向けの作品でない見方をされていた作品でもあったこともあり、意外といった声が挙がる結果となりました。

 また日本映画からのノミネートとして、外国語映画賞にノミネートされていた是枝裕和監督の『万引き家族』でしたが、こちらは『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督の最新作『ROMA/ローマ』が受賞となりました。日本人としては『万引き家族』が受賞できなかったことに目が行きがちかもしれませんが『ROMA/ローマ』の注目点として忘れてはいけないのが、本作がNETFLIX映画である点です。近年、アニメ業界でも度々名前の挙がるNETFLIXですが、映画界でもその影響力を発揮していることにも驚かされます。

 そして、日本映画からのノミネート作品として触れずにはおけないのが、もう一つの日本からのノミネート作品……アニメーション映画賞にノミネートされた未来のミライです。

 『未来のミライ』がノミネートされたアニメーション映画賞でも賞レースとして大きな動きがありました。

ゴールデン・グローブ賞のアニメーション映画部門はディズニーが有利?

 第76回ゴールデン・グローブ賞のアニメーション映画賞にノミネートされた作品は以下の5作品です。

  • 『犬ヶ島』
  • 『インクレディブル・ファミリー』
  • 『シュガー・ラッシュ:オンライン』
  • 『スパイダーマン:スパイダーバース』
  • 『未来のミライ』

 『未来のミライ』の他には、映画賞でも高い評価を受けているウェス・アンダーソン監督の最新作『犬ヶ島』や、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションのマーベルヒーロー物の挑戦作でもある『スパイダーマン:スパイダーバース』、そして、なんといっても大御所であり有力株でもあるディズニー作品からは『インクレディブル・ファミリー』シュガー・ラッシュ:オンラインの2作品がエントリーされています。

 これまでの受賞経歴からいって、ゴールデン・グローブ賞ではディズニー傘下の作品の受賞が多く、ここ数年も昨年の第75回ではリメンバー・ミー、第74回では『ズートピア』、第73回では『インサイド・ヘッド』と3年連続ディズニー作品が受賞しています。ゴールデン・グローブ賞のアニメーション映画賞は2007年から生まれた、10年ちょっとの歴史しかない部門ではあるのですが、そのうちディズニー傘下の作品以外が受賞したのは『ヒックとドラゴン2』『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の2度のみなので、どれだけディズニー作品の受賞率が高いかが分かります。

 そうなってくると、『未来のミライ』には申し訳ないですが、今年もディズニーピクサーの『インクレディブル・ファミリー』か、ウォルト・ディズニー・アニメーションスタジオの『シュガー・ラッシュ:オンライン』のどちらかかと予想されるのですが……発表の結果、アニメーション映画賞を受賞したのは“あの”作品でした。

快挙!アニメーション映画賞に『スパイダーマン:スパイダーバース』

 第76回ゴールデン・グローブ賞のアニメーション映画賞を受賞したのは、なんと、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションの『スパイダーマン:スパイダーバース』でした。

 ソニー・ピクチャーズ・アニメーションといえばモンスター・ホテル『スマーフ』といったスマッシュヒットのキャラクターブランドこそあれど、ディズニーやドリームワークス・アニメーションといったアニメーション制作会社に比べると遅れて名前の出てくるぐらいの立ち位置の制作会社というのが正直なところでした。そんなソニー・ピクチャーズ・アニメーションが満を持して、スパイダーマンという大きな切り札を切ったわけですが、見事、ディズニーを下す結果を残すことができました。

 スパイダーマンというネームバリューだからこその受賞という見方をされる人も居るかもしれませんが、本作はアニメーションだからこその演出が光る作品であることは忘れてはいけません。すでに日本の広告でも発表されている通り、様々な世界線のスパイダーマンが共演する作品となっており、ビジュアルテイストがまったく違った登場人物が隣り合うという不思議な体験ができるアニメーションとなっています。

 アメリカでも2018年末にかけて大ヒットとなっており映画館を沸かせまくったばかり。熱気そのままの受賞となり、今後のソニー・ピクチャーズ・アニメーションの飛躍にも期待がかかる結果となっています。『未来のミライ』が受賞できなかったのは惜しくもありますが、ある意味大番狂わせの結果が生まれたという意味では、今回の『スパイダーマン:スパイダーバース』の受賞は今後の受賞の可能性を広げる良いニュースだったと言えるでしょう。

 

――ゴールデン・グローブ賞はアカデミー賞の前哨戦と冒頭でも述べましたが、第91回アカデミー賞の発表が2019年2月25日(月)にあります。そして『スパイダーマン:スパイダーバース』の日本公開は2019年3月8日(金)。もしかすると今回の受賞から勢いは止まらず、『スパイダーマン:スパイダーバース』がアカデミー賞の長編アニメ部門でも受賞して最高の熱量での日本公開を迎える……なんて可能性は十分にあるでしょう。2019年1月22日(火)にアカデミー賞のノミネート作品が発表されますがそんな現状を踏まえて、長編アニメ部門のノミネートラインナップを覗いてみるのがおすすめです。

(Edit&Text/ネジムラ89)

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