2020年の夏アニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』。
ヒロインの宇崎花がちょっとウザいけどメチャ可愛い、控えめに言っても至高のラブコメ作品です。
<画像引用元:https://uzakichan.com/ より引用掲載 ©2020 丈/KADOKAWA/宇崎ちゃん製作委員会>
この作品が至高たる由縁が、ちょいウザ系ヒロイン・宇崎花の存在です。
主人公の桜井真一にいちいち絡んできて、用もないのについてくる。さらには、真一の行動にいちいちツッコミを入れてくる。……はて、この行動のどこが最高なのでしょう?
<画像引用元:https://uzakichan.com/story01.html より引用掲載 ©2020 丈/KADOKAWA/宇崎ちゃん製作委員会>
実は、ちょいウザ系ヒロインが可愛いのは、裏付けられた理由があるからなのです。一見ただのウザ絡みに見える行動の数々も、その裏にはほかでもない「愛」が隠されています。
この記事では、宇崎ちゃんがなぜ最高のヒロインなのか、彼女のウザ絡みの裏に隠された愛とは何なのか。その秘密に迫っていきます。
宇崎ちゃんは真一に神が与えた最高のギフト
<画像引用元:https://uzakichan.com/story03.html より引用掲載 ©2020 丈/KADOKAWA/宇崎ちゃん製作委員会>
本作『宇崎ちゃんは遊びたい!』のヒロイン・宇崎ちゃんは、主人公の桜井真一にやたらと絡むちょいウザ系ヒロイン。
一方、主人公の真一はネクラで一人を好む性格。必要以上に絡んでくる宇崎ちゃんのことを鬱陶しく感じつつも、ちょっぴり「可愛いやつ」と思っており、実はまんざらでもないご様子。
さて、ネクラな主人公がヒロインからグイグイ押されるというこの設定、最高だと思いませんか?
そう、主人公はいつも通りの生活を送っているだけなのに、可愛いヒロインが勝手に絡んでくるのです!
普段は「ちょいウザ」という言葉に隠されていますが、実はちょいウザ系ヒロインとは、ネクラ主人公に青春を与えてくれる存在。
つまり、ぼっちな大学生活を送っていた真一にとって、宇崎ちゃんは神が与えた最高のギフトと言えるのです!
実は真一に興味津々な宇崎ちゃんの行動の数々
真一が一人で歩いていれば突っ込んできて、真一が映画を見に行くと言えば一緒に見ると言い、真一がぼっち映画で貯めたポイントを使えば「ぼっちで映画行き過ぎ(笑)!」と突っ込みを入れる。
実はこれらの行動はどれも、真一に対する愛があるからこその行動なんです。
そもそも、ちょいウザ系ヒロインとはどういうものなのでしょう。
ちょいウザ系ヒロインを代表する行動が、主人公に必要以上に突っ込みを入れたり、行動をさげすんだり、ときには憐みの目で見たりといったもの。ちょいウザ系ヒロインは、主人公のおじゃま虫的存在として描かれることが多いです。
しかし、よく考えてください。
ちょいウザ系ヒロインの宇崎ちゃんは、なぜ真一にウザ絡みするのでしょう。
そう、宇崎ちゃんの行動の数々は、真一のことをもっと知りたい、もっと一緒に遊びたい気持ちの表れ。つまり、真一への「愛」があってこその行動なんです。
確かに、真一にまったく興味が無ければ、そもそも話しかけることすらしないハズです。
ぼっちを「かわいそう(笑)」と笑うのは一緒に遊ぶための伏線で、ぼっち映画を「かわいそう(笑)」と笑うのは一緒に映画へ行くための伏線。
宇崎ちゃんは真一のことをただ笑っているように見えて、その実は真一に興味津々。少しでも真一に近づきたいと考えたすえの行動がウザ絡みとして表現されているのです。
正直自分も宇崎ちゃんにウザ絡みされたい
とびきり可愛いけどちょっとウザいヒロイン・宇崎花がやたらと絡んでくるアニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』。
現実世界で誰かにウザ絡みされたらと想像すると、正直勘弁してほしいですが、もし宇崎ちゃんにウザ絡みされるとしたら正直最高だと思います。
いつもどおりの日常を過ごしているだけで、とびきり可愛いヒロインがグイグイと絡んでくる。本作の作品設定であるちょいうざヒロイン×ネクラという構図は、何もしなくても可愛い子と遊べるという夢のような至高の設定なのです。
そんな夢のひと時を体験できる『宇崎ちゃんは遊びたい!』。クラスのあの子がいきなり告白してこないかな……などという、誰もが抱きがちな妄想を具現化したアニメと言えるかもしれませんね。
(Edit&Text/からすけ)
©2020 丈/KADOKAWA/宇崎ちゃん製作委員会