劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』が4月16日（金）より公開スタートしましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、本来の公開予定から一年越しとなってしまったため、多くの人が公開を待ちわびたのではないでしょうか。かくいう私もその一人。
＜画像引用元：https://www.conan-movie.jp/ より引用掲載 © 2020 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会＞
公開を楽しみに思いながら、『名探偵コナン』のこれまでの劇場版やTVアニメシリーズを見返しましたよ。中でもやはり今回の映画で活躍する赤井秀一の活躍を重点的におさらいするわけですが、やはりどう考えてもこの男の実力は只者ではなさすぎるな、と痛感します。赤井秀一がどうすごいのか、映画を観る前に改めておさらいしていきましょう。
◆赤井秀一とは何者か？
そもそも赤井秀一とは何者なのか。『名探偵コナン』に登場するFBIのエージェントの一人。かつては黒の組織のメンバーと疑われていた存在であったり、黒の組織によって裏切り者として消された存在であったりと、長いコナンの歴史の中でも特に扱いが変わってきた人物です。
そんな赤井秀一も、現在はFBIとして行動を共にすることも増え、コナンにとって頼もしい仲間の一人。コナンの窮地に駆けつけては、圧倒的な能力でサポートしてくれます。
赤井秀一の能力がどれだけ圧倒的なのか、3つのポイントにまとめました。
◆赤井秀一のここがすごい！その１：狙撃能力
＜画像引用元：名探偵コナン 赤井秀一&安室透 シークレットアーカイブス: 少年サンデーグラフィック 出版社：小学館＞
やはり、赤井秀一と言えば“狙撃能力”。
FBIでも随一の腕前を持つスナイパーである赤井は、作中でもなんどもその狙撃を披露してきました。その技量はもはやすごすぎて神技。どう考えても人間離れしています。
赤井の狙撃シーンで話題になることの多いのが『名探偵コナン』のTVアニメが放送10周年を迎えた際の記念回でもあった第425話『ブラックインパクト！組織の手が届く瞬間』。
この話では、赤井がビルの屋上に立つ黒の組織の幹部・ジンを狙撃するシーンが登場します。ジンの立つビルの屋上を、別のビルから狙うのですが、その距離が700ヤード.....なんと640mほど離れた距離のビルから狙撃しているのです。
しかも驚いたことに、赤井が撃ち抜いたのはジンが指先でつまむほどの小さな盗聴器。当てるのも難しい距離から、限りなく小さな的を撃ち抜く正確さ。赤井がどれだけ異常な能力を持っているかが、このシーンでわかります。
ちなみに、このシーンが話題になるのは、その狙撃能力ももちろんなのですが、そこまで正確に撃てるなら、ジンに直接致命的なダメージを与えた方が良くないか、というツッコミどころを含めて印象に残るシーンだったというのもあります。一応盗聴器を撃ち抜いた後に何発かジンに銃弾を当ててはいることを考えると、盗聴器を撃ち抜いたのは“たまたま”の可能性もゼロではないのかも......。
◆赤井秀一のここがすごい！その２：截拳道
遠距離からの攻撃が得意でも、敵に接近されては敵わない.....なんてこともない抜け目のなさがまた赤井秀一のすごいところ。実は格闘技にも精通しており、ブルース・リーが創始したとされる截拳道（ジークンドー）の使い手でもあります。
この截拳道は、カンフーに柔道やボクシングなど複数の格闘技術を取り入れた実践格闘術。スポーツのように試合などが設けらる競技とは違った色合いを持つ、特殊な格闘技です。
赤井はそんな截拳道の使い手であり、接近戦ではこの体術で応戦するわけですが、やはり必見なのは劇場版第20弾『名探偵コナン 純黒の悪夢』。この映画では、赤井と因縁のある安室が相見え直接対決を繰り広げるシーンがありますが、なんと観覧車の上で格闘戦を繰り広げます。まともに立つのも難しい足場で臆することなく器用に截拳道を披露する赤井秀一の姿の鮮やかなこと。シチュエーションも含めて、身体能力の高さに度胆を抜くシーンでした。
このシーンは赤井もすごいのですが、同じく互角の勝負を繰り広げる安室も異常な身体能力を持っています。『名探偵コナン』に登場する人物たちは本当に“化け物”が揃っていますね。
＜PR＞
◆赤井秀一のここがすごい！その３：料理
浮世離れした特技ばかりを持っているそんな赤井秀一には意外にも家庭的な一面も持っているところが、明かされています。TVアニメ第783話『緋色の真相』では、赤井（厳密には赤井が変装した沖矢）がカレーを少年探偵団に振る舞うというくだりが登場。料理ができることをジョディに驚かれますが、コナンの母・有希子に教わったことが明かされています。
料理ができることも驚きですが、TVアニメではカットされている原作のみのカットで、子供達の面倒を見るのを大変がられるシーンも存在するのですが、満更でもない素ぶりから、赤井秀一の子どもへの面倒見の良さがにじみ出ているエピソードでもありました。
ぜひとも私も、赤井さんの作ったカレーが食べたいです！
なんて思っていたら、2020年に『銀の弾丸（シルバー・ブレッド）カレー』という赤井がパッケージに添えられたカレーが商品化していました。これはもはや実質“赤井さんのカレー”。今はあまり流通していない商品のようなので、入手は難しそうですが見つけたら、ぜひ確保しておいた方が良いかも。弾丸パウダーなるスパイス付きで、こちらは少年探偵団が食べられないような辛口のようですが。
――めちゃめちゃ強くて、料理もできるし、さらには優しい赤井秀一。調べれば調べるほど、良い男だと思い知らされます。『名探偵コナンゼロの執行人』では、安室を“100億の男”にするキャンペーンがファンの間で自発的に起こりましたが、もしかすると『名探偵コナン 緋色の弾丸』では赤井秀一が“100億の男”なる日も来るのかもしれません。
また一つ、赤井秀一の伝説が増える時が来るのも近い!?
劇場版『名探偵コナン #緋色の弾丸』
公開日COUNT DOWN🕛︾︾︾︾︾︾︾︾︾
┳━──＝＝＝💥
ゼロ！！︾︾︾︾︾︾︾︾︾#緋色の弾丸カウントダウン#コナンRELOAD_COMPLETE#祝公開#赤井秀一#待ってました赤井さん で
赤井さんに想いを届けよう！👇— 劇場版名探偵コナン【公式】 (@conan_movie) April 15, 2021
⇒オリジナルサイトで全ての写真を見る
〈文/ネジムラ89〉
《ネジムラ89》
アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』（https://note.com/nejimura89/m/mcae3f6e654bd）を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi
⇒オリジナルサイトで全ての写真を見る
© 2020 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会
アニメ映画ライター。『FILMAGA』、『めるも』、『リアルサウンド映画部』、『映画ひとっとび』、『ムービーナーズ』など現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。映画『ミューン 月の守護者の伝説』や映画『ユニコーン・ウォーズ』のパンフレットにライナーノーツを寄稿するなどその活動は多岐にわたる。noteでは『アニメ映画ラブレターマガジン』を配信中。
