元ライブアイドルの佐藤あむさんが、アイドルとして再起を図るため『2021第12回ミスヤングチャンピオン・オーディション』に挑戦している。右も左もわからないグラビア界にファン離れと苦難続きだが、それでも歩みを止めない。

<綺麗に見える写真について研究をはじめた佐藤あむさん>

 本オーディションは複数の部門に分かれており、雑誌アンケートやWEB投票、生配信などの部門それぞれで上位をとることでグランプリを選出する。

 これまでライブアイドルとしての活動にこだわっていた佐藤さんだが、アイドルとして成長するためにはより多くの人たちに自分を知ってもらう必要があるとして、同オーディションに参加を決めた。

 同オーディションは、配信や宣伝用の写真投稿をするなどスケジュール管理や精神的な消耗、人の心を動かすSNS運用について真剣に考えることが必要とされている。

<ミスヤングチャンピオンに挑戦中の新人アイドル・佐藤あむさん>

 実際にオーディションを経験して、

「これまで周りの人にどれだけ支えられてきたのかが、すごく感じられました。ライブでパフォーマンスを発揮できたのも私だけの力ではなく、ファンの方たちの暖かい応援があったからやってこれたんだってわかりました」

 と様々な気づきがあったようだ。

 しかし、その一方で

「グラビアに挑戦したことで、『あむが何をしたいのか分からないよ』『応援しにくい』と言われたりもしました。いままでライブに来てくれていた方が撮影会に来てくれなかったり、ツイートへの反応もだんだんとなくなってしまった」

 と精神的な辛さについても語った。

<カメラの画角研究をしているという佐藤あむさん>

<人に見られることの意味をカメラを通して学んだ佐藤あむさん>

 それでも佐藤さんはできることを一つずつ始めた。より可愛く見える写真とはどのようなものなのか、メイクの研究はもちろん、カメラの画角研究や加工アプリを使って色味を変える方法などの勉強をはじめた。

<応援し続けてくれるファンに撮ってもらったお気に入りの写真>

「このオーディションを通じて、人の優しさに甘えているだけじゃダメなんだってことに気付かされました。課金制のオーディションはファンの方たちに金銭的な負担を強いることになる。だったら、お金を出しても後悔されないようにいいものを作ったりセルフプロデュースをして、私自身がみんなを引っ張っていく必要があるんだってことに気付かされました」

 自分がファンに納得してもらえるようにツイートの仕方についても研究をつづけ、ついにオーディションの参加を表明する審査ツイートを投稿した。

▼RT数が審査される「審査ツイート」

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<佐藤あむさんの審査ツイートで使用された写真>

「多いコは300RT以上も行っています。私は他の候補者の方たちに比べて新人だし、ようやくスタート地点に立ったばかりだけど、絶対にアイドルとして成長したいし成果を出したい!だから、皆さんRTだけでもいいので応援して欲しいです」

 ミスヤングチャンピオンは歴代、新人が受賞するケースも多く見かけられる。佐藤あむさんがその一人になれるか定かではないが、彼女がこれからどう成長するのか間近で見ていただきたい。

◆佐藤あむプロフィール

2000年生まれ。20歳。大好きなゲーム『リヴリーアイランド』に人生を捧げている。
ゲームとアニメと漫画とねこが好き。アイドルとして再起するために、少しでも自分の価値をあげたいと一念発起し『ミスヤングチャンピオン・オーディション』に参加。

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