声優に起用された“2大スター”は誰だ!?-気になる
夏休み映画の続報が飛び交う中、ディズニーのピクサーチーム最新作『カーズ/クロスロード』も、新たな情報が発表となり、6月6日、今回新たに登場する新キャラクターの声を日本語吹替版で“誰が演じるか”が明かされました。
『ズートピア』や『モアナと伝説の海』など、近年のディズニー作品は毎回、宣伝の一環として、「声優当てクイズ」のキャンペーンを行っております。
今回も同じく、主人公・マックィーンの新たな相棒/クルーズ・ラミレスと、マックィーンの新たなライバル/ジャクソン・ストームの声優が誰なのかTwitter上で当てるキャンペーンを行っておりました。
皆さんはこの2人、だれか分かりますか?
今回の日本語吹替役を務める2人の芸能人!
映像途中で「自分の力を信じるの」と励ましている黄色のボディの車がクルーズ・ラミレス。彼女の役を演じるのは、今やさまざまなドラマや映画で活躍中の売れっ子、松岡茉優さんです。
今や各所に引っ張りだこの演技力をぜひ本作でも発揮して欲しいところです。
そして、映像途中で「じゃあな、おっさん」とマックィーンを追い抜いていく、新世代レーサーがジャクソン・ストーム。彼の役を演じるのは、なんとオリエンタルラジオの藤森慎吾さんです。
近年ではRADIO FISHとして「PERFECT HUMAN」での露出が印象深いですが、実は藤森さん、吹替えの仕事を結構な数をこなしている手練れでもあったりします。
おはスタフリークスとしては、おはガール時代の思い入れが強いため松岡茉優さんを激推ししたいところなのですが、今回ピックアップしたいのは藤森さんの方。藤森慎吾さんの吹替にも、私、かなり思い入れが強かったりします。
藤森慎吾さん参加の傑作『モンスター・ホテル』
藤森慎吾さんのこれまでの吹替業では、アニメ映画『ライアンを探せ!』(2006年)、実写作品では『ジュラシック・ワールド』(2015年)、そして、2017年1月公開の、『ミュータント・ニンジャ・タートルズ : 影<シャドウズ>』などで活躍! これだけの作品に声優として参加されていることに驚きを持った方もいるのではないでしょうか?
その中でも特に印象が強いかったのがソニーピクチャーズアニメーションの『モンスター・ホテル』です。
藤森さんは、モンスターたちが生活している世界に迷い込んでしまう人間の青年・ジョナサンという、かなりのキーキャラクターを演じました。
本作の公開が2012年ということで、ちょうど藤森さんが“チャラ男”キャラとしてブレイクした時期。吹替え版でもジョナサンに「あげぽよ」などの流行語を喋らせていました。
そういった流行りものに乗っとけというスタンスは、「安直すぎないか」と否定的に受け取られてしまう部分なのかもしれませんが、個人的には意外とジョナサンというキャラクターと、藤森さんのキャラクターが合っていて素晴らしい起用だと思いました。
ジョナサンは、陽気で自由奔放でいいかげんなやつなのですが、実は思慮深いところもあったり、最新の電子機器なども自在に使いこなせるクレバーな一面を持っています。
そんなところが、チャラ男を演じながらも実は明治大学を卒業しておりしっかり学のある人物でもある藤森さんとシンクロしているのか、ジョナサンのセリフの緩急の一つ一つがすごく絶妙な味わいとなっているのです。
笑わせるところは笑わせて、真面目なセリフはしっかり真面目、『モンスター・ホテル』のリズムとして素晴らしい仕事を果たしています。
ジョナサンというキャラクターは、私の中で、藤森さん意外考えられないというぐらい、私の中で完全な一致を果たしてしまう出来でした。
『カーズ/クロスロード』は7月15日ロードショー!
『モンスター・ホテル』のあのマジックとも言えるキャスティングが今でも印象に残っており、今回の『カーズ/クロスロード』のキャスティングを聞いた時も、『モンスター・ホテル』の感動が頭によみがえってきました。
『モンスター・ホテル』はキャラクターと吹替役の奇跡のベストマッチが起こっていただけなのかもしれませんが、藤森慎吾さんのポテンシャルに私はかなり期待しております。
本映画でもあっと驚くハマりっぷりを見せてくれたりするんじゃないかと、日本語吹替版に注目中です。
『カーズ/クロスロード』を日本語吹替版で観るという皆さんもぜひ、藤森さんの演技を気にしてみて下さい!
(Edit&Text/ネジムラ89)
「カーズ/クロスロード」公式サイト
©Disney
『モンスター・ホテル2』公式サイト
© 2017 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.