2022年4月15日公開の『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』で、劇場版名探偵コナンシリーズはついに25作目に到達しました。これら全てを追っているという人も、意外と限られているかもしれません。
そんな劇場版『名探偵コナン』シリーズの長い歴史の中で、ここ数年は監督や脚本を担当する人が頻繁に変わるようになってきました。前年と同一の方が監督していても、脚本を担当している方が違ったりとその組み合わせで仕上がりの変化などを観察してみるのも面白いかもしれません。
ちなみに『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』で脚本を担当しているのは大倉崇裕(おおくら たかひろ)さんです。実は大倉さんが劇場版『名探偵コナン』シリーズの脚本を務めるのは今回が初めてではありません。では、大倉さんが脚本を務めた作品は次のうちどれでしょう?
①名探偵コナンゼロの執行人
②名探偵コナン紺青の拳
③名探偵コナン緋色の弾丸
◆青山剛昌先生推薦のミステリー作家
ミステリー作家として数多くの小説を執筆してきた大倉さん。その中でもドラマ化した作品が目にとまったことをきっかけに『名探偵コナン』の原作者である青山剛昌先生からの推薦で、コナンシリーズでは脚本を手がける作家の一人として名を連ねるようになっていきます。
劇場版では2017年の『名探偵コナン から紅の恋歌』がスタート。その後2019年の『名探偵コナン 紺青の拳』を担当し、今年の『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』が三度目の起用となっています。つまり、正解は②の『名探偵コナン 紺青の拳』です。
①の『名探偵コナン ゼロの執行人』と③の『名探偵コナン 緋色の弾丸』は、近年大倉さんと同じく、劇場版名探偵コナンシリーズに多く参加されている、櫻井武晴(さくらい たけはる)さんが脚本を担当した作品です。
〈文/ネジムラ89〉
《ネジムラ89》
アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi